暗殺教室 長編2


□出会いは成り行き。
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君が赴任してきたのは


浅野君がまだ中学二年生の時。


本校舎の教員が一人退職したために

急遽、募集をしたんだ。
募集人数は、たった一人。

だが…応募者はちょうど100人。




履歴書でまず85人を不採用にした

残りの15人は面接を行った
もちろん、君も。


でも、君がここに赴任することは決まってたのさ。

「…なぜ、愛原さんは我が校を?」
「はい!…」


教育方針や規則、E組のこと。
…ちゃんと勉強してきてたね、君は。

君は…頭も良くて、運動神経も良くて…まさに絵に書いたような


私の『駒』

…に、なるはずだった。



後日、君を学校に呼んで採用することを伝えた。

「ありがとうございます!」
校長『では、…月…日に来てください。』
「愛原さん。」
「は、はい!」
「期待…してますよ。」
「ご期待に添えるよう、頑張ります!」
校長『…!』



校長『…理事長』
「どうしました?」
『あの…いや、何でもありません。』


校長も驚くだろう。

私が相手を鼓舞する言葉を掛けるのは滅多にない。




今までに全くなかったが。

私は


もう、すでに

君に










一目惚れしていたのだから。
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