短編

□見つめられて…
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ジー

誰かからの視線を感じる
正体はわかっている…ナツだ

あたしがギルド来た時からずっと見ている
なんか怖い…

あたしはナツのところに行って

「ナツ…さっきから何?」

ナツに直接聞いてしまった

「ん…?いや…」
「…絶対なんかあるでしょ?」


「ルーシィって
 いつも可愛いなと思ってな」
「はいはい…ってはい!?」

今なんと…?

えっ…ちょっと…

ナツの言葉でギルドは
静まりかえってしまった

ジー

でこの状況でも見る…見つめるの?

「あ、あっち向いてなさい!!!!」

あたしは恥ずかしくて
ナツに回し蹴りをくらわした
当然ナツは座っていた椅子から落ちた
ギルドのみんなはナツを笑いながら
あたし達を冷やかしている

それでもナツはあたしを見つめている

それ以上は耐えきれなかったから
ギルドから出て行った


あんまり見つめないで…
好きなあなたに
恥ずかしい顔なんて見せたくないの…



end.

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