私達は常にゴーマイウェイ

□ナイス トゥー ミー チュー
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「おっ。内海じゃねーか。」

フェンス越しにチラリと見えた人物に向かって赤也は声をかける
声をかけられた人物はチラリと赤也の方を見ると近寄っていく

「お久しぶりです。赤也さん。」

ぺこりとお辞儀をした彼女は頭を上げると赤也の顔を見た
真新しい制服を身にまとった彼女は身長のせいもあるが直ぐに一年生とわかる風貌をしている

「おう、久しぶり。なぁ内海今暇か?」
「赤也さんと話す暇は無いです。遊ぶ暇は有りますけど。」
「おい、どう言う意味だ。」

赤也は内海のこめかみに拳をグリグリと押し付ける
それに対して彼女は無表情に「痛いです。」とだけ言う

「遊ぶ暇があるんだったら俺のプレー見ていけ。」
「だが断る。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

完全に適当な内海の答えに流石の赤也も頭が痛くなる
・・・しかも全く赤也を先輩として見ていない

「まぁ、あそこに居る人と戦うんでしたら見ますけど。」
「ん?どいつだ。」
「あそこの3人組の黒帽子被ってて厳つい老け顔の人。」
「おい、あの人は副部長!!あと指さすな。」

来ないでくれと願う赤也の思いも虚しく彼女が指をさした3人は近寄って来る
ちなみにその彼女は“ラスボスみたいな人達だなぁ”と思っていた
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