親愛の書簡

□病は気……じゃなくて恋から
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「…説明して貰おうか?」



「よく来たなジゼルVvキムラスカへようこそ♪」



久し振りに交わされた恋人達の会話は…噛み合っていなかった。







病は気……じゃなくて恋から







ダアト神託の盾騎士団第四師団師団長でありキムラスカ・ランバルディア王国第一王位継承者アラン・ルフ・キムラスカ・ランバルディアの婚約者(正式にかどうかは知らない)である六神将魔弾のリグレットことジゼル・オスローはどうしたらいいのか非常に悩んでいた。


定期報告で何時もの街の何時もの……面倒なので割愛する。
兎に角私は彼に会うため遙々やって来たというのに彼は遅れる所か来なかった。
否、一応来るには来た。手紙が。



『キムラスカ王城の俺の部屋に今夜来てくれ。場所は…』



という内容で。


私はどうしたらいいんだ?夜中に王城(しかも次期国王の部屋)に侵入するなど、もし捕まったりしたら口を開く前に首を跳ねられるか、もしくは一生兵士や囚人達の相手をさせられるだろう…
どちらにしろ嫌だ。後者の場合そうなる前に助けてくれるとは思うが…




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