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□始まり
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私の顔を見た瞬間 桂の表情が変わった


「お前どうして・・・ここに・・・?」


「吐く気になったか?あぁ?」


私がカツカツと桂に近づき 目の前まで来ると 思いっきり手を振り上げ 桂に頬に向かって思いっきり振り下げた


―バッチーン


渇いた音が蔵の中に響いた



『ハァ・・・ハァ・・・』


フラフラしながらも桂に背を向け


最後に『さようなら』と一言呟き 土方さんの方へ行った


そして土方さんは冷たく


「また此処に来る」と「それまでに吐けばいいんだがなぁ」と呟き 行くぞ?と私に言い


蔵の中から出た





気付いたら 最初の部屋に戻ってきてた


どうやって戻って来たかは覚えてない


その時スッとふすまが開き 土方さんが入って来た


「大丈夫か?」といいながら土方さんは座り



今持って来たのか お茶をすっと私の前に出した
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