Short
□始まり
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「座れ」
静かな声でたった一言いい 土方さんは座った
『はっ・・・はい・・・』
そう言って自分も静かに座った
「前置きなんてしねぇ。お前長州の桂って知ってるか?」
―ドクン・・・
心臓が波をうった
『は・・・はい・・・桂は先日まで私の愛するものでした』
「やっと見つけた・・・」
『えっ?』
やっと見つけたって・・・?
「桂に会いたいか?」
『・・・一度会って 頬を叩きたいです』
「なら・・・ こっちこい」
といわれ部屋から出て 廊下を進み庭の方へ行き
蔵の方へ行った
蔵の中へ入ると中は薄暗く
中で壁に男が縛りつけていた
よく見るとその男は桂だった