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□クリスマス小説 齋藤編
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仕事帰りに教会へよった
キリストを信仰している訳では無いが、足が勝手に教会へ向いていた。
イブの為か教会は自由解放していて自由に出入りが出来るようになっている。

扉は開いており中が丸見えになっている。


中へ入ってみると中には女の人が何かを懺悔をしている。


その女の人は同じ会社の同僚だった。


カツと足音が教会中に響いた。

彼女は足音にビックリして後ろを振り向いた。


『齋藤さん・・・?』

「さほど関わりも無いのによくわかったな」

すると彼女は慌てて

『えっ・・・何で・・・ここにさ・・・齋藤さん・・・が・・・?』

焦り声で言葉が途切れ途切れになっている。

「何となくだ」

と俺は短く答えた

『何となくって・・・』

「もしかしたら俺とお前は赤い糸で繋がっているかも知れないな」

冗談を言いクスッと笑った


彼女は「なっ・・・///」と顔を真っ赤にして下を俯いた

今の会社に入って1ヶ月くらいから彼女の事が気になった。


ただ彼女に告白する勇気もなくただ日が過ぎていくだけであった。


『冗談ばっかり言わないでよ・・・』

そう言われれば俺は考えるよりも先に体が動いた。

彼女の体をぎゅっと抱き締め

「俺は・・・お前の事が好きだ。その・・・お前が俺に気があれば 俺と付き合ってはくれぬか?」



『は・・・い・・・///』


返事をされた瞬間彼女に優しく口付けをした。




―上げる代わりに全て奪ってやる
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