銀魂小説/パロディ

□迷子(沖田編)
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ああ、まったくわかんねィ

土方がムカつくのは自分がガキだった
それだけのことで姉上が来たときに全て自分の気持ちに関してはケリがついたはずだった

なのにも関わらず未だに土方を殺そうとバズーカを構える。実際に言うと本気ではないのだが


実を言ってしまうと八つ当たりで姉も近藤さんも大切な者が土方を見たことの八つ当たり


わかってた、土方が悪いわけじゃない
ただ土方には魅力があるだけ

わかってた、土方がイイ奴で人に好かれモテることくらい

わかってた、自分よりも上に立つべき人間なんだとずっと

ただ認めたくなかっただけ

だからこそ八つ当たりで消したいと思い行動した。それが本気でもないとわかっていた


こんなこと考えるなんて自分らしくない
土方のせいにせず自分が悪いガキだった、そう考えたことに寒気がした


やっぱ間違いだろと、八つ当たりだろうと俺らしくしねぇとなァ…

澄んだ美しき月夜の空を見上げそう呟いた


どんなに理不尽だろうとそれが俺が俺である自分らしさなんだ
押し殺すのは違う

沖田なりの答えを見つけたのであった

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