04/27の日記

00:45
ありがとう。さようなら。またね
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もうかれこれ一時間になる
ハッピーは目がどこかに向いており、母と二人でハッピーの側にいる
段々荒くなる呼吸、あちらこちらへ向く視線
まるで死神が近くにいるかのようだ
瞼が閉じかかると必死に目をあけ
息が止まりそうになると勢いよく呼吸する
段々呼吸は荒くなり必死に立とうと、母の元に寄ろうともがく
苦しく痙攣を起こしていると母は言うが、私には死にたくない。生きたいと足掻いているようにも見える
けれど、寝たいのに苦しくて痛くて寝れないともがいているようにも
まるで立とうと前足を動かす
しかし下半身に力が入らすもがくだけ
いよいよ最期を迎えるのだろうか
時刻は12時11分
母が呼び掛ける。答えるように動き
呼吸するハッピー、ごめんね、苦しいねと語りかける母
私は何も言わないただ泣きながらこの文を書く
私はひたすら文字を打つ
この子の最期を見るまで私は寝ない
たとえ朝日が昇ろうとも
おそらくハッピーは母の腕に抱かれたいのだろう
そんな気がする
ハッピーの呼吸の音がまるで心音のように聞こえる
タイムリミットが迫っているかのように
ただただ口だけの息をし、母を見つめるハッピー
触ると嫌がっていた肉きゅうを触っても反応しない
それどころか、どこかつめたい
鼻と鼻を合わせるとつめたく濡れていた感触も今は固く乾いている
12時29分
けして目を閉じることなく彼女は息を引き取った
母はハッピーの傍らで、私は父に抱きつきながら声をあげて泣いた
死ぬ直前まで苦しみ汚物を吐きながら死んでいったハッピー
ハッピーとは私がつけた名前なのだ
あの子の魂がちゃんと天に行けるように
さようなら、またねハッピー





☆コメント☆
[だてまき] 04-27 08:06 削除
ハッピーお疲れ様…天国でどうか安らかに。私も小学生の時に犬を飼っていたんですが死にそうな時苦しそうなのに何もできなくて辛かったです。最後は安楽死させました。眠るように死んでいったので後悔はしてないですが、それからしばらくはペット飼えなくなりました…辛いですよね。サイトの更新、いつでも待ってるので早く元気になって下さいね(^^)

長文すみません

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