短編
□雨宿り
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「ふぇっくしゅん!!」
洞窟の中で蓮香の声が、こだました。
蓮香は、殺生丸と一緒に、雨宿り中。
しかも、雨宿りをする前に、雨を浴びて体を震わしている。
そんな、蓮香を見て、殺生丸が、言った。
「蓮香、来い」
「へ?」
どういうことかわからず、思わずまー間抜けな声が出てしまった。
?マークを浮かべていると、
「きゃっ!」
蓮香の腕が、引っ張られた。
今、蓮香は、殺生丸の腕の中。
「寒いのであろう?無理をするな」
「っ〜///」
蓮香は、顔を赤く染めるしかなかった。
しばらくして蓮香は、殺生丸の腕の中に居ることに落ち着き、眠ってしまった。
そんな蓮香を見て、殺生丸は少し笑った。
どれくらいの時間が経ったか、
蓮香は、目を覚ました。
すると、蓮香は、ふと殺生丸を見てため息をついた。
「(私、このままじゃ殺生丸様の足手まといでしかないや)」
「どうした?」
声の主を見ると、視線が琥珀色の
瞳とぶつかる。
「あの私、殺生丸様の足手まといじゃありませんか?」
「何故聞く」
「私、いつも殺生丸様の足をとめる原因だし。邪見にも、言われてるから」
蓮香は、邪見に言われたことを思い出しながら、言った。
「私が、
いつ足手まといだと言った?」
「えっ?私、、、んっ///」
殺生丸が、素早く蓮香を
引き寄せて、口づけをした。
「///、、、、殺生丸様?!」
「なんだ?」
蓮香は、未だに放心状態で、顔を真っ赤にして、口をパクパクさせている。
「蓮香お前は、私の傍で笑っていれば良い」
それから、
りん達のところに帰って邪見が
殺生丸の拳骨をくらったのは、
言うまでもない。