long Novel

□survival 10days 〜Day6〜
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翌日、すっかり朝寝坊した私達はホテルのランチバイキングで朝食兼昼食を摂る


「昨日の話は刺激的だったわぁ(笑)あのてっちゃんがねぇ。私と出会った頃はすでにEXのてっちゃんだから、早く結婚して子供が欲しいとか言ってる落ち着いたてっちゃんしか知らなかった(笑)」


「昔はねぇ(笑)みんなすっごいモテてたし(笑)」


「やっぱりケンチも(泣)」


「それは私の口からはなんとも…(苦笑)でも、あの後にJSBの話が出てからはみんな急に落ち着いたんだよ、むやみやたらに女の人に手出さなくなったというか(笑)」


「そりゃそうだよね(笑)昔ヒロさんが言ってた、遊ぶのは構わないけど彼女が出来たら大切にしろって。変な話EXはアイドルグループじゃないから女の影があったほうが魅力的
なんだよね、でも変に週刊誌沙汰にならないのは、その辺、ちゃんとしているというか管理してるんだなって」


「EXは恋愛に関してはオープンだよね(笑)」


「まぁね、存在自体を隠したりってことはない。でも、メンバーの彼女だとバレて嫌がらせされたりってのはあるよ。そこから事件に発展するようなことがあったら大変だから、そういった意味ではメンバーの彼女はある程度、隠されることもある」


「そっか、やっぱり普通ではいられないよね」


「昔は私も普通ではいられないって思った、いろいろ経験して慣れたのもあるかもしれないけど、今の私にとっては普通。何かあって自分だけが嫌な思いするならまだ良いけど、ケンチにも同じような思いさせちゃううのは嫌だからね。気をつけなきゃならないところは気をつける」


「何に気をつければいいんだろう?想像もつかない」


「これからてっちゃんがいろいろ教えてくれると思うしsoiなら大丈夫(笑)嫌らせされたりってのはその彼女自身にも非があったりするんだよ。写真流失させちゃったり、ブログでそれとなくバラしたり(笑)そういう人って有名人と付き合っていることがステータスだと思ってる」


「EXのてっちゃんはカッコいいし、昔より何倍も輝いていて、EXになれて良かったとは思うけど、例えEXになってなかったとしても私はてっちゃんのことが好き」


「私も同じ、EXのケンチじゃなくてケンチという人が好き(笑)付き合っていること公表したいっていう人の中には、この人には彼女がいるので近づかないで下さいって予防線を張りたいって人もいる。その気持ちはわからなくもない(笑)」


「数的には近寄る女の人が減るかもしれないけど、そんな事したってお互いの気持ちがしっかりしてなきゃ、自分より素敵な人が現れたらおしまい。そんな心配するより、いつまでも自分のことを想ってくれているように、努力するほうが先決じゃない?」


「そう!!そういうことなんだよ(笑)アンダーグラウンド時代の話し聞いてて、soiはそういう点でも大丈夫だと思った。soiにとっては辛い思いをしたこともあるかもしれないけど、でも、そういう経験も決して無駄じゃないって(笑)」


芸能人であるてっちゃんと付き合うことに、不安を感じてた


でも、こうやってサオリと話すことで、不安が和らいでいく


サオリと出会えて良かった
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