トリストっ!

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レッツ、パンチラ☆








うた☆プリ世界に来て、早数週間。



毎日が楽しくて時間が経つのはすごく早い。そして今日は学校も休日だったため姫香と、ある勝負をしていた。それは、トランプの『スピード』で負けたら罰ゲームをするというやつだ。因みに、姫香が負ければなっちゃんの料理作りに参加して、完成した料理を食べる罰ゲームで、私が負ければみんなにパンツを見せると言う罰ゲーム。どれもくだならない罰ゲームだが、どうしても負けられない戦いである。







『はっはっはー!!勝つのはこの私だ!せいぜい泣き喚け!ひゃはははは』













結局私は惨敗。スピードなんて普段やらないし姫香、早すぎるんだよ!!!不利だ!うわぁ最初の私、めっさ恥ずかしいやんけぇ!



『や、やっぱさ…、罰ゲームなしにしようぜ…?』

「はwwwふざけんなよw」

『「w」とか使うな!!腹立つわ!!!

……じゃあさ、二人で二つの罰ゲームしない…?』

「どうゆう事?」

『いや、そっちの罰ゲームとこっちの罰ゲームまとめて二人でしよう?って事』

「あーなるほど…。嫌よ。」

『え。そこは流れ的にOKだす所でしょ!!』

「パンツ見せるとか嫌だ」

『じ、じゃあ姫香は下に短パン履いていいから…っ!!』

「んー…………まあ、それなら」







なんとか許可を貰い、いざみんなの所へ!!この時間だったらみんな学食かな?ああ…、なんか緊張してきた…っ。引かれたらどうしよう…。いや、絶対引かれるよね!!何とか逃げる方法ないかな…。あ、でも逃げたら後で姫香にぼっこぼこのフルボッコにされちゃう…!

等と頭で考えていたら場所はもう学食前。中には予想的中なようで、みんなが雑談していた。トキヤは本読んでるけど。(多分音也に連れてこられたのだろう…)





「おや、レディ。今日も美しいね。もしかしてオレに会いに来てくれたのかな?」



最初に私達に気付いたのはレン。相変わらずな様子です。



『うん、まあそんな感じ』

「わお、そりゃあ嬉しいね。カモンレディ」



誰に言っているのかトントンと自分の膝の上を叩いている。姫香と顔を見合わせアイコンタクトを取る。結果、私がいく事に。屈辱感に襲われながらちょこんとレンの膝の上に座る。すると、何故かレンに笑われた。



『なんで笑ってんだ!』

「まさか、本当に座るなんて思わなかったからさ…くく…っ」

『笑いすぎだ!!』



ムッとして、レンから離れようとするが、腕を捕まれそれまま再び膝の上に座らせられる。



『…』

「レディは小さいね」

『………誰が小さいだぁあぁあぁぁあぁ!!!!!レンレンが無駄に大きすぎるんだぁ!ばぁあぁかっ!うわぁあんっなっちゃんんん〜!!!!』

「はぁ〜い」

「おや」





腕を広げるなっちゃんの胸へダイブ。



「ぎゅうぅうっ!」

『いででででっ!!!』



はい、こうなりました。姫香と友ちゃんなんて呆れた顔してるよ。二人って意外と似てる…?春ちゃんはおどおどしてるし…。多分私を助けようか迷ってるんだな…。何とかなっちゃんの腕から逃げた私は音也と翔ちゃんの間に強引に座る。二人とも驚いてたけど気にしない。まあ、ここが一番安全だもんねっ。一方、姫香は向かいでお茶を飲んでいる真斗の隣に腰かけていた。



「優姫、あんた本当に可愛いわよねぇ。何かー守ってあげたくなる感じ?」

「分かりますっ!私、ユウちゃん大好きです!」





友ちゃんが私の頭を撫でながらそう言い出す。あとに続いて春ちゃん。頭を撫でられるのは気持ちいいから好きだけど完全に子供扱いってのが気に食わない。あ、ほら、友ちゃんに便乗してみんな「確かに」とか言って頭撫でだすし…。ふとみんなに紛れてぐりぐりと強く撫で回してくる人がいる。まあ、犯人はアイツしかいないがな。



『姫香、痛いっ!!!やめんか!頭もげるだろうがぁ!』

「HAHAHA☆バレたかぁ。」

『そんな爽やかに言われても』

「それより…」



相変わらずみんなに頭を撫でられてる私にぼそっと耳打ちをする。



「パンツどうするの?」

『お、覚えてたんかい…っ』

「当たり前。」



ぐいっと腕をひっぱりみんなから私を離す。そして、パンパンと手を叩きみんなの注目を集める姫香。



「みんなの可愛い可愛い優姫ちゃんがあるものを見せてくれるそうで〜す。いえーい☆」

『無理やり盛り上げんなや!!』





「まあまあ。あ、今日スカートでよかったね。ズボンだったら脱がないといけなかったし。不幸中の幸い?(小声)」

『…』



いやいや、私には不幸中の不幸ですよ。



『てゆうか、姫香もするんでしょ!?』

「えー?あぁうん。」

「これから何をするんですか。するなら早めにお願いします。」

『はい、一ノ瀬さん…。』





こうなったらやけくそだ!!!

ぐっとスカートの端を掴み、姫香に耳打ちをする。



『せーのでバッだからね?』

「おーけーおーけー」



『せ、せーの…』

『「チラッ☆」』







「ヒュ〜」

「「「「「「「……。」」」」」」」



合図と共にスカートを捲ったのは私だけ…。

それにレン以外みんなフリーズ中。





『なんでやらないのぉおぉっ!?うわぁあっみんな引いちゃったよぉおぉ!トキヤなんて鼻血が…!………ん?鼻血?』



私の一言にみんなの視線がトキヤの方へ向けられた。トキヤは慌ててティッシュを鼻に詰めている。



『トキヤ…』

「ち、違います!」

『いや、何も言ってません』

「!!失礼します!」



一ノ瀬トキヤ、退室

ざわざわと回りが騒がしくなり、ハッとする。そう、ここは学食。ここにいるのは私達だけではない。恐る恐る回りを見てみれば半分以上の生徒(男子多し)がこちらを見ていた。どんどん顔に熱が集まり、恥ずかしさのあまり涙が出てくる。



『うぅ…っ。姫香のばかやろぉおぉお!!うわぁあぁん!』

「優姫!?」

「……(黒のレースだった…。)」





もう、ホント恥ずかしい!!まじで死ねる!

とにかく、ここにいちゃいけないと感じた私はBダッシュした。それはもう風より、光より早く。がむしゃらに走り、辿り着いた場所は……どこだ?気付いたらよく分からない所にいた。ここに来て数週間経つが、未だに早乙女学園の敷地を把握できない私。(早乙女学園が広すぎるから)





『ぐず…っ』



そんな事より、これからみんなにどんな顔して会えばいいかと言う事だけが頭で渦巻いている。…他の生徒にも見られちゃったし…。

『うぅう…っどうしよぅ〜うぐっ』



一人で泣きじゃくってたら足下にふわっとしたものが触れた。下を見れば緑の瞳をした黒い猫。



『セシ…じゃなくて、クップル!?』

「にゃ〜ん」

『わあぁ可愛いぃいっ』



スリスリと足にすりついてくるクップル。ふわふわでくすぐったい。気付いたら私の涙は引っ込んでいた。



『そういえば…』



確かゲームでは春ちゃんの口付けでセシルに戻るんだっけ?…私じゃ出来ないのかな…?そう思い、ダメ元でやってみる事に。

クップルを持ち上げ、そっと唇を近づける。唇が触れた瞬間、クップルが光り出す。もしかして出来ちゃった…!?光はみるみるうちに大きくなり、眩しさのあまりクップルから手を離してしまった。しばらくし、光が消え下を見るがクップルの姿はない。変わりに日焼けした裸足が目に入る。

恐る恐る、ゆっくり顔をあげるとセシルの姿が…。どうやら本当に出来ちゃった見たいです。こんな事ってあっていいのか…!?





「…これハ…っ!!」













―――――――――







セシル、登場っ!!☆kr

ちょっと、ちょおぉおっと、ちょぉおぉお〜っとだけ盛り上がって来ました(`・ω・′)

本当にこんな事があっていいのか…?

でも、こんな風にしないと一生セシル出なさそうなんで←





あ、もうひとつの罰ゲームは少ししたらやるんで少々お待ちを!

それでは、またお会いしましょーv(んまっ←







2012/10/19

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