短編

□君だけのサンタでいさせて
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12月25日、今日はクリスマス
こんな日にまで仕事だなんて・・・
ということも言ってられずアイドルというものは忙しい
「うわぁ、なまえのその格好すっげぇ似合ってる!!」
「さ、寒いんだけどっ・・・!」
そう、クリスマスイベントとして仕事がある
それも外での収録で、私はミニスカサンタのコスプレ中
偶然にも一緒の仕事をしている音也は普通のサンタのコスプレ
そして彼は私の恋人
「ほら、俺のコート着て!風邪ひいちゃうよ」
「ありがと・・・あったかぁ〜い!!」
音也が貸してくれたコートに頬ずりして温もりを堪能する
「それなんか可愛いね・・・」
「ん?何か言った?」
「や、なんでもない!」
何だか音也の様子が変な気が・・・気のせいかな?


「収録はじめまーす!!!!!!」


スタッフの声がかかる
「さ、なまえいこう」
「よし!頑張ろうか!」
収録が終われば私も音也もオフ
二人揃って帰れるのだ
「「Merry X'mas!!!!」」
私達の掛け声で収録が始まった・・・



―OKです!!!!


「ふぅ、終わったね」
「でもこの格好気に入っちゃった!」
「こんな時しかできないもんね」
収録を終えた私達は楽屋に向かう途中でこんな話をしていた
そこに通りかかったスタイリストさんが
「その服、持ってかえってもいいわよ」
なんて言うものだから音也がノリノリで。
結局持って帰ることになってしまったのだった
「音也、それ使い道あるの・・・?」
「今日くらいは家でもこの格好しようよ!」
「今日だけならいいけど」



ここで許してしまったのが間違いだったと気づくのに、あと2時間

家に帰ってきた私達は出来合いのものでささやかながらもパーティーをした
オードブルに缶チューハイ、そしてケーキ・・・極めつけにサンタの格好をして
「家の中だからって、やっぱり恥ずかしいよ//」
「もう、今日だけだってば!!似合ってるんだから!」
「仕方ないなぁ・・・」
おねだりする音也には勝てない、だって可愛いんだもん!
でもいつまでもそんなことは言っていられず・・・



―「音也ぁ、もう呑むのやめたら?」
結構べろべろに酔っている彼
もう止めた方がよさそうだった
「まーだ大丈夫っ!夜はこれからなんだから」
なんて意味不明なことを言ってる
明日がオフだからってちょっと調子に乗ってるな?
と思って音也を困らせてみたくなった
「そんなこと言う音也にはぁ〜・・・」
「なになに?」
「えーいっ!!!!こちょこちょ攻撃だっ」
「えっ、ちょっ、あははははっ!!!!ちょ、まってって!!!」
全力で脇腹をくすぐる
えぇ、ただそれだけです、子供ですが何か?
とにかく音也は脇腹が弱い
本当に楽しくなってしまって、ついつい長いことくすぐってしまった
「もっ、なまえ!!それ以上、あははっ、・だ、ダメだって!!」
「ふふっ、じゃあもう呑まない?」
「それは、別っ・・・あはははっ・・ひゃ、もうダメだよー!!」
ついに限界が来てしまったみたいで、音也は男の力を使って私を押しのけた
その拍子にソファから落ちて尻もちをついてしまった
「っ・・痛たた・・・」
「あっ、ごめん、俺っ・・」
「いいのいいの、私調子に乗りすぎちゃって!」
「って、なまえ・・・その格好、やばい」
「え?・・・って見ちゃだめっ!!」
転んだ時にスカートが捲れてしまっていた
もちろん下着が見えているわけで
(クリスマスだからってセクシーな下着はかなきゃよかった・・・!)
一応ムード的なものも考えて黒のレースの下着を選んだのだが
今回ばかりは裏目に出てしまったようである

露わになった下着を隠そうとするとその前に音也が覆いかぶさる
「なまえ・・・」
「音也、何してっ・・・」
「ねぇ、クリスマスって特別だよね」
「何言って・・・」
「俺、施設に居た頃さ、毎年サンタに変装したおじさんがプレゼント持ってきてくれてたんだ」
「う、うん」
いきなり何の話なんだろうか
話しの前にこの格好をなんとかして欲しい
それでも彼はおかまいなしに話し続ける
「それがすっげー夢みたいでさ、ずっと本物だって思ってたんだ」
「子供の頃はみんな思ってるよ」
「だけど俺、今もサンタっているって信じてる」
「う・・・ん?」
嫌な予感・・・・・
「ねぇなまえ、今日だけは俺のサンタになって」
「うん・・・ってえぇっっ!!??」
「いいでしょ!!俺、仕事頑張ったんだもん」
「どういう理屈よっ」
「俺もなまえのサンタになるから!!」
「夢、くれるの?」
「うん、たくさんの愛情込めて」
クリスマスだもん、楽しまなくちゃ
そう思っても直球で言う彼には反応し辛いのだ
「そ、その、もうちょっとムードとか・・・ね」
「俺なまえといるだけでこんなになっちゃうんだ」
彼は私の手を自身のソコまで持っていく
「ちょ・・・音也////」
「なまえ・・・シよ?」
「ふっ・・・んぅっ・・・!!」
今日も結局音也の熱い唇で何も言えなくなった


―ちゅっ・・・・くちゅ


部屋の中にリップ音が響く
角度を変えて何度も何度も唇を這わす
「んっ・・はぁっ・・・」
「んんっ、んっ、あっ・・音也ぁ」
「なまえ・・・」
息が吸えなくなって彼の胸にしがみつく
「んぅっ・・・」
「なまえ、ココもうこんな濡れちゃってるね」
彼の手は私の下着を弄る
弄ぶように指でぐりぐりと押したり擦ってみたり
それだけでアルコールが入って火照った私の身体には
敏感に反応する
「ひゃ、あっ、やぁ・・・」
「やじゃないでしょ、こんなに濡らしちゃって」
床まで濡れちゃうよ?なんて意地悪する彼
とうとう下着を脱がしてしまう
そして下にある突起をきゅっと摘む
「あぁぁっ・・ひゃ、らめっ!!!」
「ほんとはイイくせに」
ビリっと身体に電流が走った気がした
「ひゃあぁっ!!」
「あ、イっちゃった?」
「あっ・・・っ、音也のばかぁ・・・」
「そんなこと言いながら、さっきより溢れてるよ」
彼の顔が秘部に近づいていく
「だめっ、そんなとこ汚いよっ!!」
「なまえのなら汚くなんてない・・・ちゅ、ほらこんな美味しい・・」
「あぁっ!!あんっ・・やだぁっ・・っ」
じゅるっと音を立てながら溢れる密を吸っていく
達ったばかりの敏感なソコは止まることを知らない
「ん・・・吸っても止まらないね」
「あぅっ・・あぁっ、も、らめっ・・・」
「またイきそうなの?」
なまえってそんな淫乱だったんだね
と普段の音也では言わないようなことまで言う
恥ずかしさと何とも言えない気持ちで目に涙が溜まっていく
「おと・・やぁ・・・っ」
「大丈夫、なまえ・・・好きだよ」
「ん・・・私・・・も///」
「ほら、ぎゅーってしよっか」
安心させるようにとふんわりと抱きしめる彼
その温もりが伝わってきて、だんだんと涙も引いていく
「なまえ、落ち着いた?」
「うん・・・」
「じゃあ今度は」
俺のも舐めてね、と彼はズボンからパンパンになったソレを出す
あまりの大きさに直視できない
「う、上手くできないよ・・・」
「いいよ、なまえがしてくれるってだけで嬉しいんだ」
「わか・・った」
少し戸惑いもあるが、いつも自分を気持ちよくしてくれる彼に
ちょっとでも何かしてあげたい
お酒も入っている所為か私も大胆になってるのかもしれない
―・・・くちゅ
先の方からじっくりと舐める
まるで舐めてキレイにしていくように
「んっ・・・なまえ、気持ちいいよ」
「ふぉんと?」
「あっ、咥えたまま喋っちゃだめっ・・・」
「んぐっ・・」
そのまま話したのが刺激が強かったのか、肉棒は膨張して喉にぐっと迫る
それでも離してしまわないように必死で舐めあげて行く
「くっ・・・なまえ、ほんとにはじめて?」
「うん、ふぁじめてらよ」
「あっ、ダメだって・・っっ」
自分から話しかけてるくせに・・・なんて思ったけど
感じている音也を見るとそれさえも可愛く思えてしまって
やっぱり自分は淫乱なのかもしれない、なんて考えていた

「なまえ、もう我慢できないよ・・・っ」
私の口からそそり立った肉棒を取り出し、ソファに座る彼
「音也・・・?」
「なまえ、俺の上に跨って」
「うん・・・」
こんな格好、初めてする
彼に跨り、ゆっくりと腰を下ろしていく
先が入口に当たったとき、ビクッと反応してしまった
「怖くないから、大丈夫」
余裕はないが、安心させるためにふわっと微笑んでくれる彼に
意を決して腰を落とした
「あっ・・・」
「っ・・・入ったね」
中が音也のでいっぱいになった瞬間に彼は動きだす
「っああ!!・・・おと、やぁ・・・」
「はっ・・あっ、なまえっ」
「や、らめ、はげしっ・・・」
下から突き上げてくるソレに、中がきゅっと締まる
「なまえっ、そんな、締めないでっ」
「あっ、む・・りぃっっ!!」
自分でもわかるくらいにぎゅうっと締めてしまう
その所為で彼の表情がすこし歪んで、苦しそうな気持ちよさそうな顔に欲情する
「今のなまえの顔、っ・・すっげぇえろいっ」
「やっ、・・・あぁっ!!」
突き上げるスピードがどんどん加速していき、意識が飛びそうになる
「ああぁっ!!おとやぁっ!!」
パンパンッと肌の擦れあう音が部屋を覆う
そんな羞恥に晒されながら彼と繋がっている幸せを身体で感じる
「なまえっ・・・すごい、音聞こえるっ?」
「あっ・・・そんなこと言わないでぇっっ」
欲情にまみれた肉棒は奥深くまで刺激する
「なまえっ、もう、イっていいっ・・・?」
「はっ、あぁっ・・・わた・・しもっ!!」
「くっ・・・・なまえっ!!」
「おとやあぁっ・・・!!」
びゅるっ

音也が私の中に熱いものを吐き出す
「あ・・・中出ししちゃった」
「・・・ばかっ!!」
こんな時に子供なんてできてしまったら・・・
音也のアイドルとしての未来を壊してしまう
「早くお風呂にっ・・・」
「ねぇなまえ」
「なにっ?」
「俺もサンタになりたいんだ」
「それってどういう・・・」
「俺からなまえに、赤ちゃんのプレゼント!」






「こんのっ・・・・ばかあぁっ!!!!!!!!!」




音也のその気持ちが嬉しかったのであまり強くは怒れなかった
でも子供は・・・・またその時がきたらね?
「メリークリスマス!」
「来年も一緒に過ごそうね!」




数週間後、ちゃんとアレもきたので一安心しました

END


**あとがき**
みなさま、メリークリスマスっ!!!!(イヴwww)
私なんぞの小説を読んでくださいまして
本当にありがとうございました^^
音佳様のサイトのチャットにて
仲良くさせていただいている蒼さまと共に
3人でネタの出し合いっこをさせてもらい
今日まで至るという・・・!
ベテランなお二人に比べて
小説はじめて4ヶ月な私・・・orz
負けじと頑張りましたのですよwwww
みなさまのクリスマスが
音也と甘く過ごせたらいいなぁと
願っております、どうかお幸せにっ←
ありがとうございましたぁっ!!
2012.12.24

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