短編
□真昼の情事
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サンサン太陽眩しい今日。まさにデート日和だ。
そうなんです!今日は彼氏の音也と遊園地デートなんです!!!遊園地なんて子供っぽいかなぁ?と思いつつダメ元で言ったら「遊園地楽しそうだね!!いいよ!」って太陽のように眩しい笑顔で同意してくれたのだ!その時の嬉しさと言ったら、まさに東京スカイツリーが1000倍くらい!大袈裟かも知れないが久々のデートだというのもあったのでそれくらい嬉しかったのだ。
今は待ち合わせ時間30分前。楽しみ過ぎて早く来てしまった。だけど待つのは辛くない。これから音也に会えると思うとドキドキでおかしくなりそうなので、それを落ち着かせるにはむしろ好都合だ。刻々と時間は思った以上に早く進み気付けば待ち合わせの時間。
「あれ?なまえ早いね!!」
『うわぁっ』
肩に重みを感じたと思った瞬間、聞き慣れた声が耳元で聞こえた。急な事だった為、思わず声をあげてしまった。見てみれば音也が私の肩に顎を乗せていた。至近距離に音也の顔があり思わずドギマギする。
「おお!今日の服は一段と可愛いね!」
『あ、ありがとうっ』
「あー…、でもスカート短くない?」
『そうかな…?』
「大丈夫?待ってる時誰かに話しかけられなかった?」
『いや…?』
「そっか…。あ、今更だけどなまえ久しぶり!!」
『久しぶり…!』
いつもと変わらない音也。
ぎゅっと私を抱き締める彼。ここ…外なんだけどなぁ…。
『音也、人…』
「気にしない気にしなぁい!!!」
恥ずかしい…。さっきからすごい視線を感じるし…。
「よしっ、充電完了!じゃあ行こっか!!」
『う、うん!!』
動揺する私とは対照的に、音也は何事もなかったかのように歩き出す。私は慌てて後を追う。すると音也はピタリと止まって、やや強引に手を取り、握りしめた。所謂、恋人繋ぎというやつして。
照れながらも私達はそのまま遊園地へ向かった。
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「何からやるー?」
『うーん…、』
顎に手をあて考えるがなかなか思い浮かばない…というより、いっぱいありすぎて何からやったらいいのか分からない。悶々と考えていたらぐいっと腕を引かれる。
「観覧車乗ろう!!!」
『一発目から?』
「うん!!」
んー…。私の中で観覧車は帰る間際に乗っていい雰囲気で…って決めてたんだけど…まぁいいか。
『乗ろっか!』
そう言って列に並ぶ。今日は平日なのであまり人がいなかったのが救いだ。ワクワクと順番を待つ。何分かたった時、「次どうぞー」と愛想のいいお兄さんが声をかけてくれた。
そそくさと小さなゴンドラに入る。
「いってらっしゃーい」と先ほどのお兄さんが言いながらドアを閉める。これから観覧車が回る約数十分間、何かが起きるとも分からず、私はお互い向き合うよう音也が座る前に腰をおろした。
すると音也は「隣に座りなよ」と意味ありげな表情を浮かべながら横をポンポン叩いていた。私は特に気にするわけでもなく隣に座る。
『この観覧車、おっきいねー。一周、何分かかるんだろ』
「んー、15分くらいじゃない?」
『結構かかるねー』
「それくらいがいいよ」
『?』
すすっと距離を縮める音也。それと同時にガタンと観覧車がゆっくり動き始めた。
窓の外を覗き、徐々に高くなる景色に気持ちが高揚する。
『すごいよ!音也っ!見てみてー!!!!』
「うん凄いね」
『お、音也…?』
「ん?」
窓に張り付いて景色を眺める私に、後ろから覆い被さる音也。真横に視線を向ければ音也の逞しい腕。やっぱ男だなぁ。
…じゃなくてっ!この体勢はちょっと恥ずかしいんだけど…。
『っ!!』
どうしようか悶々と考えていたら、つーっと音也の指が私の太ももをなぞる。ビクッと大袈裟に体が跳ね、恥ずかしさのあまり思わず涙ぐむ。
「……なまえ、俺やっぱり我慢出来ないや」
『へ!?何を…っ』
すると音也は私の腕を引っ張りストン、と自身の足の間に私を座らせた。そして強引に足を開かせ下着越しに秘部に触れる。
急な出来事に頭が追い付かない。
『お、とや…っ!んぅ…、こんなとこで…っ!!!』
「こんな所だから、興奮するんでしょ?…ほら、下着がどんどん湿ってきた」
『ちが…っ!!』
早くも感じてるなんてバレたくなくて、一生懸命身を捩るが、ここは男と女の差。指からは逃れられない。
「こら…っ、あんまり暴れると前の人にバレるよ。」
その言葉にハッとする。前のゴンドラには二人のカップルが乗っていた。幸いな事に、後ろには誰も乗っていない。
「ん…、いいこ…」
『んふ…ぅ』
ちゅっと首筋にキスを落とされる。
「悪いのはなまえだよ…?そんな格好してるから…」
片手は秘部を責め立て、空いた片手は服の下から侵入する。ブラを下におろし小さな屹立を人差し指の腹で撫で始める。
『ひゃあ…っ』
「気持ちいい?」
『上も、下も…っやだ…ぁ…っ』
コリコリと親指と人差し指で弄ると、切なさが全身を駆ける。下も本格的に濡れ始め恥ずかしさが込み上げ、かぁっと頬が上気するのが自分でも分かった。
「なまえ可愛い…」
そう、耳元で呟くと下着をずらし指が直接ナカに触れた。くちゃくちゃなんて音をたてながら膣壁を撫でるように掻き回す。あまりの快感に体が後ろに仰け反った。その時、背中に固いものが当たる。「ぁ…」と短い喘ぎが聞こえ、ソレが音也の性器だとすぐ気付いた。
『固いのが…っん…』
「うん、俺も結構余裕ないんだ…」
『ひぅうぅ…っ!』
「早く、ココに入れたくてたまらないよ…」
『ぁあぁっ』
そう言って、先ほどよりも強くナカを攻めだす。指も三本に増やし、バラバラに動かしている。一方、上の方もとまる事はなくコリコリと乳首の形を堪能するように弄くっていた。ぬちゃぬちゃと響く音と、上と下の責めでどんどん昇りつめてきた熱。
『ひゃ…ぁ…っ、もうイき…っそ…』
「こんなもんでいいかな、」
『え…』
あとちょっとというトコで指が止まる。
「入れるよ?」
『も、もう……っ!?』
「時間が惜しいからね」
外を見れば、4分の2くらいの所になっていた。
『でも…っ、ここじゃ…っ』
「大丈夫大丈夫っ!…見られたら見られたで、見せつければいいんだし…。ね?」
カチャカチャとベルトを外しながら言う。返事をする前に、勢いよく下着をさげ、そのまま挿入した…。体勢は背面座位というやつだろう。
『あ、あ…っ』
「ぁ…、やっぱり場所が違うとすごく興奮するね…っ」
『ひぅぅう…っあぁ、おとやぁっ』
「う…っ、……なまえの中、熱い…。溶けちゃいそう…」
つぷつぷと小刻みに腰を揺らし突き上げる音也。自分も快感を得ようと腰を振る。羞恥感なんてない。音也の精液が欲しくて堪らないのだ。
「ん、なまえもえっちだね…。自分で腰揺らしちゃって…っ」
『ああ゛あぁ…っ、だっ…、てぇ…!!』
「んん…っ…ふぅっ」
音也にそんな事を言われても動きは止められない。無我夢中で律動を繰り返す。体勢のせいで音也が今、どんな表情をしているかも分からない。
『きもち、…いっ…!んんっ』
「なまえ、外見て…。もうすぐてっぺんだよ…」
そう言うと、私の両足を高らかに持ち上げ、反転させる。ぐちゃ、なんて音をたてながらお互い向き合うように繋がる。それだけの行動なのに感じてしまい、秘部をまたもや濡らしてしまった。そして丁度てっぺんになった時、「愛してるよ」と囁き、私の唇にキスを落とした。訳が分からず首を傾げれば「ジンクス。観覧車の頂上でキスしたらずっと一緒にいられるんでしょ?」と、音也にしてはロマンティックな台詞が出てきた。
あんまり色っぽい表情で真っ直ぐ目をみて言うものだからついつい赤面してしまい、俯く。そして、無意識にナカのものを締め付けてしまった。
「は…っ、なまえ可愛い…っ!」
ふっ、と微笑み律動が再開された。先程よりも激しい突き上げ。
『ひゃあぁあっ』
「んっ、さっきより濡れてる…」
突き上げに加え、ゴンドラの揺れで結合部は勝手に挿入される。快感を紛らわそうとぎゅうぅうっと音也を抱き締める。
『おとやぁ、おとやあ…っっ!』
「…ぁ、そんなに…締め付け…っ」
『も、イキそうなのぉ…っうぅっんんっ』
「うん…、一緒にイこ…?」
そう言うと突き上げの速度がさらに速まった。ぐちゅぐちゅ液が混ざる音が大きくなり、ぶわっと何かが弾けた。
『ひゃあぁあぁあっ!あ゛ああ゛…っ』
「ん…っ!ソレ…やばい…っっくっ、あ…!!」
きゅうう、と膣が締まったと同時にナカに暖かいものが注ぎ込まれた。
『ぁあ…んぅ…っ』
「ぁ……はぁ…はぁ……っ」
『中に……』
「あ…っ、あはは…ごめん…。あんまり興奮しちゃったから抜くの忘れて…」
『ばか…』
ぐぽっと性器を抜けばポタポタと白濁の液が下に溢れた。
「ティッシュ…ある?」
『うん…』
只今のゴンドラの位地。4分の3。
私達は慌てて後始末をして服装を正し結局、観覧車を堪能できる事なく降りる事となった…。いや…もしかしたらある意味堪能したのかもしれない。
その後は、何故か疲労感に襲われアトラクションを楽しむことが出来なかったとゆう…。
────────
終わったぜ!!!
携帯のせいで遅くなったよ…orz
どうだったでしょうか?
いやぁ、晴ちゃん(身内)からいいネタを貰いましてね…
思わず勢いで書いてしまった←
2012.12.06