短編
□お部屋でーとで
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今日は恋人の寿嶺二とお部屋デート。
彼の仕事柄、むやみに外へは出れないのだ。誰かに見れた時、私がいたとなると余計たちが悪くなる。なので、今日の貴重なオフは私の部屋でのんびりすると二人で決めた。
『でぇんでんむぅしむしかぁたつむり〜おぉまえのこーかんはどぉこにっある〜突き上げ液だせナカにだせぇ〜』
「んまっ!なんて歌をうたってるの、この子はっ!!!」
お部屋デートと言ってもする事がないので、嶺ちゃんに膝枕をしてもらい歌を歌っていた。
すると、嶺ちゃんは「めっ」と言いながら私の頭をペチンと叩いた。痛くは無かったけど彼女を叩くなんて…!!!むぅっと頬を膨らませればつんとされる。
「あ、そうそう!今日はお部屋デートって事でー、僕ちんいいものを持ってきたんだぁ」
思い出したように言った嶺ちゃん。近くにあった鞄をガサゴソと漁りだす。私は何だろうと思い体を起こし視線を鞄に向けた。あった!と言って目の前に現れたのは、ピンク色の……………………バイブ。
「なまえちゃーん?」
それを見た瞬間、思わずフリーズしてしまった。嶺ちゃんに名前を呼ばれハッと我にかえる。
『………』
「って…、ちょ…なまえちゃん!?」
私は無言でソレを奪い取り、ゴミ箱へポイした。ふぅと額をわざとらしく腕でふき、何事も無かったかのようにソファーに座る。
「何でそんな事するかなぁ!?嶺ちゃん泣いちゃうぞっ」
『…けっ』
あわあわとゴミ箱からバイブを救い(…?)私を悲しそうな瞳で見つめてくる我が彼氏、寿嶺二。なんだその捨てられた子犬のような表情は!?あんた本当に25歳か!?だれか教えてくれよ!そう思っても答えは返ってこない。実に悲しいものだ。
『それを持ってきて、君は何をしたいんだ』
「え?それは決まってるじゃないっ!!なまえちゃんと、セック」
『よぉし、今日は腕の調子がいいからぁー』
「ちょ、やめて!!指ポキポキして近づかないて!怖いっ」
「はははー。怖いだろう」
「むむむぅ…。ねぇ、せっかくのオフなんだからヤろうよ〜」
『直球だな。』
「僕ちん、もうおちんこが痛いっ!!」
『は?』
チラッと下半身を見ればズボンを押し上げるように勃っている股関…。
『な…っ!?い、いつから…っ』
「んー?なまえちゃんを膝枕してる時からかなぁ?てへっ」
『てへっ、じゃないよこの変態!!!』
最悪!!こいつ最悪!
しっしっと犬を払うようにすれば、何故か笑顔で近づいてくる。そして私をぎゅっと抱き締めた。
『うわぁあっ!股関擦り付けんなぁ!!!!当たる!固いのあたる!!』
「とゆー事で、ベッドへゴーゴーゴー!!!」
ひょいっと私をお姫様だっこをし、嫌々ベッドへ連れていかれた…。なんて横暴なやつなんだ…!!!
・
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ベッドに着いた瞬間、光のような速さで服を脱がされた私。
「なまえちゃーん、そんなに怒らないでよんっ」
『嶺ちゃんが悪いんでしょ!!』
「めんごめんごっ!」
『謝る気ないでしょ』
「あはっ!バレた?」
ペロッと舌を出しおちゃらける嶺ちゃん。殺意しか芽生えない。
「まあまあ!そんな睨まないでって!これから気持ちいい事するんだからさっ」
ね?と、一瞬見せた大人な表情に不覚にもドキッとしてしまった…。
『…っ』
それを知られたくなくてふいっと顔を背ける。だが、変な所で鋭い嶺ちゃん
「あれあれ〜?もしかして僕ちんにドキドキしちゃったぁ?」
『うるさい…っ』
普段、鈍感なくせにこんな時だけ…。
「あははっ、真っ赤〜!!よぉし、じゃあ足開きま〜す」
嶺ちゃんは急に私の足を掴み、ぐいっと左右に開かせた。そして、閉じないよう自身の体を間に入れる。
『ちょ…っ、』
晒された秘部。隠そうとしても嶺ちゃんの手により阻止された。
「隠しちゃだぁめ。僕に全部見せて?」
『っ!!!!』
彼は先ほどのバイブを取りだし、目の前でわざとらしく電源を入れる。メモリは強。ブブブと機械的な振動を見せるソレ
『だ、ダメ…そんなの…っ!!!!』
いやいやと首を振るが、それを無視して嶺ちゃんは容赦なくクリトリスにバイブを押し付けた。瞬間、何とも言えない快感が体を巡る。
『ひゃああああ…っ』
「どう?初のバイブは?」
『んん…っ、分かんな…っ』
「分かんないじゃ困るよ〜」
ぐりぐりとクリトリスの回りを責める度、自然と体がビクビクと跳ねてしまう。徐々におまんこから液が溢れ、滑りがよくなる。
『ひぅ…っ、やだぁ…!!』
「嫌?なまえちゃんのここはそんな事言ってないよ?」
そう言うと、膣の入り口にバイブを浅く沈め、くちゅくちゅと音をたてながら掻き回す。
『それ…っ、ダメ…っ』
「んもぅ、さっきから嫌とダメばっかりっ」
『だってぇ…っ』
「んー…………どうして欲しいの?」
『…っ』
会話中も手は休む事はなく浅い所を責めたて続けている。
「言わないと僕、分かんないよ?」
『…もっと…っ』
「ん?」
保っていた理性は既に崩れ、体は刺激を求めていた。
『もっと、私のおまんこ…ぐちゃぐちゃにして…っ』
「ん…よく言えました」
ふっと微笑んだ後、急に浅く攻めていたバイブをぐっと奥に突っ込んだ。いきなりの刺激に、思わず体が仰け反る。そんな私にはお構いなしに嶺ちゃんは中をぐちゅぐちゅと厭らしく掻き回す。決して満足出来るサイズではないため、どことなく物足りなさを感じた…。って、私何と比べて…!
『あ、あああ…っ!!!おまんこが変な感じぃいぃっ…ひぅうっ』
「なまえちゃんのココ、愛液でぐちゃぐちゃだよ?」
『…っ、いっちゃやあっ…んうううっ』
「ん?イきそうなの?」
『も……っっんんっイッ、く…っ』
「……」
あと少しで絶頂。
なのに嶺ちゃんはイカせまいとバイブの電源を切ってしまった。切なさが押し寄せ、膣内がビクビクとヒクつく。
『なん…で…っ』
「バイブでイっちゃうなんて、嶺ちゃん妬いちゃうっ!!……だから僕のでイって?」
下からガチャガチャとベルトを外す音が聞こえ体が強ばる。
膣口に焦らすように性器を擦り付ける嶺ちゃん。
「いれるよ…」
そんな事を言われ、もうダメとは言えないだろう。
『うん…っ』
返事と同時にズンッと威圧感が押し寄せる。そして嶺ちゃんは初めから激しくピストンを繰り返す。
『嶺ちゃ…っ、激しい…ひぅう…んんんっ』
「ごめんね……っ、僕も…もう、余裕ないから…」
ぐちゃぐちゃと愛液が混ざる音が聞こえ、ハッとする。
『嶺ちゃん…っ、なんでゴムっ着けてないの…っ!!』
「ありゃ?…っ、バレ、ちゃった…?」
『出来ちゃう…っあぁあっ』
悪びれる様子もなく、本能のまま腰を動かす嶺ちゃん。いつもはハイテンションで子供っぽい彼だが、苦しげに息を上げ、頬を上気させている姿色っぽく、大人の雰囲気が漂っていた…。25歳も伊達じゃないのか。
「できちゃいなよ…。僕、君との子供…欲しい」
『あぁっ、嶺ちゃん…っ』
「ね…?だから、ナカに出すね…っ」
『だ、め…っ』
「ん…っ、もうっ無理…く…っ」
ラストスパートと、律動は先ほどよりももっと早くなり、荒々しく腰を打ち付けている。お陰でちゃぷちゅぷと水音がはっきり聞こえ、興奮する。嶺ちゃんは「あ…っ、だめ…僕もうイっちゃう…っ!!なまえなまえ…っ」なんて喘ぐもんだから思わずさきに達してしまった。ぎゅうぎゅうと嶺ちゃんのソレを締め付け、白濁液を搾り取ろうとする。
『ひぅ…っ』
「あぁ…、…くっ…!!!!」
パンっ、と最後にひと突きすると中に生暖かい何かが勢いよく飛び出した。…嶺ちゃんの精液。
『んぅ…』
「ぁ…、はぁ…はぁ…」
『ダメって言ったのに…っ。それにイくの早すぎ…』
なおもどぴゅっと出続ける精液。壁に当たる感覚を感じながら嶺ちゃんに言う。
「あはは…、めんごめんご…」
『もっと誠意を込めて言ってよ…』
「う…っ。ご、ごめんなさい…」
私に挿入したまま、しゅんとする彼。
『…子供が出来ちゃったら…責任とってよね…』
「…っ!そんなの、もちのろんだよ!!!」
(だからもう一回しよ!!)
(殴るよ)
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何か終わるの早いけど気にしないで下せィ☆←
初の嶺ちゃん。
そして初の先輩裏!!!!
まだ書きやすい人だから書いてみた!
2012.12.04