短編

□だって男の子だもん
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『トキヤ…』

「な…っ!?」

いつの間にか目の前には愛しい人。

そして何故か私達は服を着ていなかった。一体何が…。色々考えるうちもなまえはジリジリと私との距離を縮める。気付いた時にはなまえが私の上に乗っかっていた…。

『ねぇ…トキヤのコレ…入れていい…?』

彼女は私の性器を手で掴み尋ねた。おかしい…何かがおかしい…。なまえは普段、私とは仲がよくない。俗に言う犬猿の仲というやつだ。顔を会わせる度取っついたり嫌みを言ったりとしている。しかし私達はそんな彼女にこっそり想いを寄せていた。

彼女の方はきっと私の事をよく思っていないだろう。だからこんな事はありえないのだ。

「なまえ…っ、何を…っ」

『ん…?』

「離し…なさい…っ」

『嫌だよ…。んんっ…』

彼女は制止の言葉を無視してすでに濡れていた自身に性器を沈めた。

「っ、は…っ」

『んぅ…っ、トキヤのおっきぃ…』

「な、何を…っ」

『ん…はぁ…』

全て入り、息を整えている。

数分そうしていると、急に腰を激しく揺らすなまえ。静かだった部屋に水音とスプリングが軋む音が響く。

『あ、…はぁっ気持ちいい…っ』

目の前で豊かななまえの胸が揺れている。ペロリと舐めあげればナカがきゅっとしまり、一層高い声で鳴く。

嗚呼、あれほど手に入れたかったあなたが目の前にいる。扇情的な表情、声と共に…。そう思うとだんだんと欲情が高まり、思わずなまえを下から突き上げでしまう。

『っ!?あぁっ、トキヤっトキヤぁ…っひゃあっ』

「はぁ…っ、なまえ…っ!好きです…愛してます…っ」

名前を呼ばれるだけで達してしまいそうになり、それをぐっと堪える。

『トキヤ…私も…っ好きっ…ああっ』

「っ!!!」

『ひゃあ…っ!?だめ…っ、そんな…イ、ちゃあ…!!』

「イってください…、私も…っ」

『トキヤ…っ、もぅ…私っ……ぁあぁあっ』

ラストパートと言わんばかりに突き上げを速める。するとなまえは体を仰け反らせ膣を痙攣させた。…イったのでしょう。

「く…っ」

締め付けで私も絶頂を迎える。

いきなりの事で抜くのを忘れナカに叩き込むように射精した。

びゅるる、ると不定期に精液を注ぐ。…思った以上にたくさん出ましたね…。それだけ溜まっていたのでしょう…。

『…ん…はぁ……っ』

「なまえ愛してます…」

ちゅっと唇にキスを落とした。

『私も…愛してる……』

「ふふ…っ」

『朝だよ』

「…?」







「トーキヤー!!!朝だよ!!!」

「っ!!!!」

聞き慣れた声にばっと体を起こす。映し出されたのは見慣れた部屋に音也の顔。

「もうっ、早くしないと遅刻しちゃうよー?」

「は…?」

「トキヤが寝坊なんて珍しい〜」

もしや…あれは夢…っ!?

「あ、あと…。それ、処理しないと」

ある一点の場所を指差し、音也は言った。指してある場所を辿って見れば…。

布団を押し上げ、固くそそりたった私のソレ…。

音也に見られるなんて不覚でしたね…。先走りで下半身がベトベトするのを感じながら渋々ベッドから下り、風呂場へと向かった――。







((トキヤ、今日遅いねっ。さてはナニしてたんだなぁ…?))

(してません!!)

((顔赤いよ。あーやしぃ〜))

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結果、夢落ち!!!

残念一ノ瀬さん!

恋が実るのはまだまだ先になりそうですね!←



2012.02.02

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