短編
□考え事
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『…ねぇ…』
「ん?どうしたのなまえ」
「なんか元気ねぇな」
ここは早乙女学園食堂。ざわざわと騒がしい中、私だけ異様なフインキ…フンイキ…?雰囲気を漂わせていた。そんな私に気付いた音也と翔ちゃん。同じテーブルに座りご飯を食べ始めた。
『私ね…ずっと考え事してたんだ…』
「お前がか?珍しいな」
『翔ちゃん、タマ潰すよ?』
「す、すまん…」
「で、何を悩んでるの?」
『うん、それなんだけど…。ここじゃ話せないから私の部屋行こう?』
「「?」」
私の一言に二人は首を傾げた。だが私は構わずに席をたった。そして着いてくるよう促す。
「なぁ…音也…」
「ん…?」
「俺、すっげぇ嫌な気しかしねぇんだけど」
「うん…俺も…」
・
・
・
場所を移して、私のお部屋。
『で、本題なんだけど…。』
「お、おう…」
二人からごくりと生唾を飲み込む音が聞こえた。
『私は彼氏いない歴15年で、処女なわけですけど』
「えっ!?本当!?」
『うわ、食い付いた。』
「い、いきなり何いってんだよ…!!!」
『んーまあ、最後まで聞いてって』
「う、うん…」
『男に詳しくない私は考えた。射精とはどうゆうものでどうしたら出来るのか…と』
「はぁ!?」
「なまえ!?」
うわぁ…、急に大声出さないで欲しいよ。
『そこで、二人に射精とやらを教えてもらおうと思います。』
「な…っ!!」
かぁっと、茹でタコのように真っ赤になる二人。音也なんて放心状態だ。
『おらおら〜、早くズボン脱げよー。なんだぁ?脱がせて欲しいのかぁ?ああん?』
「なにキャラだよっ!」
「ね、ねぇなまえ?」
『ん?』
「もし、射精シーン見せたらそのあと…」
「音也早まるなっ!!!!」
『?』
なんだ二人して。ていうか、このままじゃ話が進まない。そう思った私はちょうど目の前にいた音也のズボンに手をかけた。
「!?」
「お、おい!!」
そしたら翔ちゃんに手を叩かれた。痛いな…。
『別にいいじゃん!!音也もいいって言ってるし!』
「言ってねぇだろ!」
『こまけぇチビだな!!さっさとそのズボンに隠されたビッグマグナムを見せろよ!!』
「お前、女か!?」
くっ…あと少しだったのに…!!翔ちゃん、ガードが固すぎる…。音也一人だったら…
『音也ー?』
「へ?」
『私…、音也の射精が見てみたいなぁ…?』
色仕掛け作戦だ!!制服のボタンを少し開け、胸をチラリズムさせ、上目遣いでおねだり。
「う…っ」
『ダメ…?』
「うぅ…っ、………………い、いいよ…」
ほら!折れた!!!
ぐっと心の中でガッツポーズを決め、再びベルトに手をかける。こころなしか、股間がパンパンな気がする。気のせいかな。後ろで翔ちゃんが吠えてるけど気にしない。
〜♪
これからという時に校内放送が流れる。寮まで聞こえるんだね…。まあ、私達ではないでしょ。そう思ったのに…
《Aクラスの一十木音也くん〜、シャイニーが呼んでるわよんっ!学園長室まで来てねん〜》
まじですか…!!!林檎ちゃん、まじですか…!!!
「え?あ、俺行かなきゃ…っ」
音也はそう言って、慌てて部屋を出てしまった
「『……』」
部屋は虚しく静寂に包まれる。チラッと翔ちゃんを見ればばっちり目が合ってしまった。
『ターゲット翔ちゃん』
「は!?」
しょうがないので翔ちゃんを押し倒し、上に跨がる。翔ちゃんは訳が分からないという顔をしている。
『ついでだし、中出しを味あわせて下さい』
「おまっ、どこ触って…!!…あ…っ」
結局その部屋には翔ちゃんの喘ぎ声が響き続けていたという。そして、めでたい事に私は大人の階段を登った。ありがとう翔ちゃん。がんばれ翔ちゃん。私はあなたの事♂を忘れません。
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naruさんリクエスト
翔ちゃんと音也のギャグで落ちはお任せと言う事だったので、
落ちは翔ちゃんにさせてもらいました!!
音也の小説は多いので…(′・ω・`)
ていうか、こんな低クオリティですいませんっ!(土下座
本当に申し訳ない汗
こんなので良かったらまたリクエスト受け付けてます!!
2012.12.02