短編

□野球拳大会
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只今私のお部屋にて。

『やぁやぁ皆さん!!!今日は私の為にお集まり頂き、誠にありがとうございます!』

「俺たちを部屋に呼んでどうしたの?」

「何か大事な用か?」

「なまえちゃんのお部屋、超超キュートですっ!!」

『まあまあ、そんな慌てなさんなって。そして、なっちゃんありがとう』

8人もの人が男女がざわざわとしていた。

「慌てるも何も、私達は忙しいのです。さっさと用件を言ってください」

「まあまあ、いいじゃないか。そんなんだからイッチーはレディに嫌われるのさ」

「な…っ!!」

『二人ともどーどー』

「こんなに人を集めて…。何かすんのか?」

『お、翔ちゃん鋭いね〜』

イエイ、と翔ちゃんに人指し指を差す。帰ってきたのは苦笑い。そんな表情も可愛いよ。

「一体何をするんですか?」

「あたし達も出来る事?」

ST☆RISHメンバー+春ちゃん友ちゃん。

『そう…これからするのは女の子二人が重要となる遊び…。その名も――…野球拳!!』

「「「「「「「「「っ!?」」」」」」」」」

『お、いい反応だね〜。じゃあルールをいいまーす』



※ルール

1,一斉にみんなでじゃんけんします

2,複数の負けがいた場合、負け同士でもう一度じゃんけん

3,3名が一糸纏わぬ姿になるまで続けます。

4,隠すのはなしです

5,後だし、ズルをした人には恥ずかしい罰ゲームを与えます。



『以上!!』

「待ちなさい。私達は誰もやるとは言ってませんよ。」

「お、俺はやる…!」

さすが発情わんこ。自分に素直だ

「僕もやります〜」

「那月…!!!」

「翔ちゃんもやりますよねー?」

「そ、それは…」

「なまえちゃんの裸、見たくないんですか?」

「……や、やる」

『おいおい』

私の裸で釣るとはどうゆう神経してんだ。それに釣られる翔ちゃんも翔ちゃんだ。私のズボンにのっかてるお肉がそんなに見たいのか。そうかそうか。

ちらりと御曹司組に目をやる。うーんと悩む真斗にいつもの表情のレン。

『もちろんレンは変態だからヤるよね?』

「すごい言われようだなぁ。もちろんヤるよ。レディの為にね」

パチンとウィンクを一つ。

『カタカナ変換きもい〜』

「おや」

レン、カッコいいしイケメンだし優しいけど、何かが残念なんだよなぁ。

「……」

『……真斗は心のダムと相談中かな…?』

「………やろう…」

うん、彼も所詮男。春ちゃんと友ちゃんのヌードに勝てるわけがない。ふははは

『あ、春ちゃんと友ちゃんは強制ね』

「は…!?」

「えぇ!?」

『なんだよぅ、6人の野獣に囲まれて私一人でしろと…?』

ジト目で問う。春ちゃん、おどおどしてますねー。そんな可愛い表情してもダメだ!!!

「そもそも何で急に野球拳なんか…」

『よくぞ聞いてくれた!!!!』

待っていましたとばかりにパチンと指を鳴らす。そんな私にみんながクエスチョンマークを浮かべていた。

『聞いて驚け!!』

「っ」

音也がごくりと喉を鳴らすのが聞こえた。私はふふんと得意気に両腕を腰に当て話す。

『最近、私はじゃんけんに強い事を知った!誰とやっても圧勝なのだ!そこで私は思った…。この才能を生かす方法はないか…、とな。頭を抱え悩んでいた時、誰かがテレビをつけたんだ…。そこに写し出されたのは美女と野球拳をする田中さん(36)の姿……』

「誰だよ…テレビつけたの…」

『これだ!私は直感でそう思った…。この才能を使い、みんなを裸にしてしまおう…とな!!!!』

「お前最低だな!」

熱く語る私にすかさず翔ちゃんが突っ込み。最低とは聞き捨てならん。

『最低じゃない。健全だ!!!!』

「まあまあ、みんなやるって言ってるし、さっそくやろうよ」

「待ちなさい音也!私は…」

『よし、じゃあ輪になって〜』

取り敢えず、みんなで輪になる。ん?一ノ瀬さんが何かいいかけたって?ははは、気のせいでしょ〜

わらわらと円を作る。一部はノリノリ、また一部は嫌々、とみんなそれぞれだった。よほほ、負ける気がしないわぁ〜、誰が真っ裸になるかなー

『みんな準備はいいー?ルールは把握してるねー?』

わらわらとオーケーの声が聞こえる。



『じゃあ、いっきまーす!』



《やぁきゅうぅ〜すぅるならぁ こぉうゆう具合にしやしゃんせぇえぇ〜 アウト!!セーフ!!よよいのよい!!!!》

一斉にみんながグーチョキパーどれらかを出した。

「(一同)…………。」

『……ぃよっしゃあぁ!!』

勝ったぁ!さすがぁ、やっぱ私、神がついてる!!!負けたのはまさかの私以外の全員。ミラクルだぁ〜。私をバカにした罰が下ったんだ!!!ふははは!!

『よし、やっぱルール変更〜。じゃんけん負けた人は、複数だろうとみんな脱ぐ!』

「えぇ!?」

「何を…!!!」

『トキヤ…?今は、私がルールなんだよ…?』

「どうゆう勝手ですか!!!」

『うっさいなー…。だから机にダンゴムシ入れられるんだよ。…………私に』

「ちょ、あれはあなたの仕業だったんですか!私がどれ程取るのに…『よぉし、みんなぁ上着脱いで〜』

私の一言で渋々上着を脱ぐみんな。今は冬だから少し寒そうだ。だが、上着を着ているお陰でシャツを脱ぐまでいかない。ちっ、夏だったらシャツ脱いでいやん だったのに。

「うわぁ…、なんかドキドキしてきた!!次は負けないぞ!!」

「私だって…負けられませんよ…っ!!」

「……一発目から負けるとは…不覚だ…」

「まあ、俺は負けても勝ってもいいサービスになるだけだけどね」

「楽しいですね〜」

「何か燃えてきたぜ!!」

「ま、負けてしまいました…」

「く…っ」

『ぬふふ…、じゃあ次行くよ〜』



《やぁきゅうぅ〜すぅるならぁ こぉうゆう具合にしやしゃんせぇえぇ〜 アウト!!セーフ!!よよいのよい!!!!》



『あ、また勝った』

「僕も勝ちました〜」

「あたしも勝った!」

「私もです!」

勝ったのは私、なっちゃん、友ちゃん、春ちゃん

「な…っ!?」

「まじかよ…」

「俺は負けか」

「また負けた…」

「何故だ…っ」

『負けたやつは、次靴下脱いでね〜』







『みんな脱いだね〜。じゃあ早く進めるよー』



《やぁきゅうぅ〜すぅるならぁ こぉうゆう具合にしやしゃんせぇえぇ〜 アウト!!セーフ!!よよいのよい!!!!》



「…」

『…あいこ…かな?もっかぁい』



《やぁきゅうぅ〜すぅるならぁ こぉうゆう具合にしやしゃんせぇえぇ〜 アウト!!セーフ!!よよいのよい!!!!》



『嘘ぉおぉおん!?』

「なまえ声でけぇよ」

神がついてる私が、一人負け…だと…っ!?さっきあんなに調子にのったせいか!?……仕方ない…。私も男!(じゃないけど)ここは潔く負けを認めよう…!!!まだ最初だしね!!!まだまだ逆転の余地はある!!そう心に言い聞かせ羽織っていた上着を脱ぐ。うん、肌寒いです。

『はっ!!勝ったと思うなよ!!次こそは…』











『はぁ…はぁ…』

何故…。何故なんだ!!!神は我に味方したのではないのか!?

ぐっと唇を噛みしめぐっとキャミの端をを握る。

さて、ここで今のみんなの姿を紹介しよう。まずは一十木音也。…上半身裸にズボン。……いい体してるな…無駄にドキドキするじゃないか!!!

「なまえ、そんなにガン見しないでよ…っ」

…こいつ持って帰っていいか?

続きましてー、一ノ瀬トキヤ。パンツ一丁。変態。露出狂。以上。

「何を見てるんです…」

んー…。服きてたらドキッとするデレ方だけどなぁ…。実に残念だ

次はー聖川真斗。音也同様ズボンのみ。さっきから照れて顔を合わせないのがまた萌え。

「……っ」

…萌え

神宮寺レン。こいつ…まさかのシャツありズボンあり…!!!憎らしい…!!てかさっきから厭らしい目で見るんじゃねぇえ!

「レディ、まだかい?」

タヒ!

四ノ宮那月、パンツ一丁。変態……とは何故か思えない…!何故!?そう、パンツのピヨちゃんが異様に可愛いんだ!!

「ふふ、なまえちゃん楽しいですねっ」

いいえ。楽しくなくなって来ました。

来栖翔。半裸、ズボンあり。ちっちゃいくせに、うほっイイ体

「…なんだよ…」

よいぞよいぞー!!!!

渋谷友千香。キャミソール、スカート。多分キャミの下にブラが…!!いつも強気な彼女が弱々しい…!

「………っ」

今夜、部屋行こう。

七海春歌。意外にもスカート、シャツニーハイ。なんて運の強い…!!裸!裸になぁれ!

「あぅ…」

友ちゃんを気にしてあわあわする春ちゃんに鼻血!!可愛い!

最後に私。キャミソール、ニーハイ、スカート。そして今、ブラを隠していたキャミを…脱がなければいけない時が来た…!!

「なまえまだー?」

「い、一十木…!急かしては…」

『いいよ真斗………。』

一か八か脱いでやる!!!意を決心し、バッとキャミを脱ぐ。

『……』

寒い…。こうなったら立ち直るしかない!!!!

「ヒュー。レディ、なかなかそそる姿だよ」

『このお腹をみてそれいいますか?』

プニッとお腹をつまんでみる。うわぁ…

「なまえちゃん、キュートですぅ!!」

『ごふ…っ』

「うわぁ、お胸さんがふにふにですねぇ」

ぐいぐいと大きな胸板に私の体を押し付ける。

『…なっちゃん、さりげなくセクハラ』

「那月いいなー…俺も…」

『一十木さん、そんな変態な目で近づかないで。』

「なまえちゃん…、寒くないですか…っ!?」

『大丈夫だよ、春ちゃんー。おし、次だ次!!!』



《やぁきゅうぅ〜すぅるならぁ こぉうゆう具合にしやしゃんせぇえぇ〜 アウト!!セーフ!!よよいのよい!!!!》



「…これは、あいこだな…」

『わんもあ!』



《やぁきゅうぅ〜すぅるならぁ こぉうゆう具合にしやしゃんせぇえぇ〜 アウト!!セーフ!!よよいのよい!!!!》





嘘…だろ…!?

『……』

「##NAME##大丈夫か?無理はするな」

『だ、大丈夫…』

負けたのは春ちゃんと私。

「脱ぎました…。は、恥ずかしいです…ね…」

おぉ、春ちゃん肌きれい!!!

じゃなくて…!!あ!ニーハイ!ニーハイ脱げばいいか!!

「なまえ。」

『何よトキヤ』

「スカートから脱いでください。」

『何でよ!!!!』

「その方が萌えるからですよ!!」

『知らねえよ!』

「……ならば……音也のパンツでどうですか」

『スカートからだね?オッケー』

スカートから脱ぐなんて当たり前の事だ。

トキヤの取引に私は躊躇いなくスカートを脱ぐ。今の自分の格好カオスすぎる。ブラとおパンティーにニーハイ。まあ、水着にニーハイって考えれば問題ないよ。きっと



『おっしゃあ!みんなかかってこいや!!逆転勝利してやるぜ!!!』

「##NAME##…あの…さ、」

『ん?なにー翔ちゃん?』

「あんまり…ジャンプすんなよ…」

『は?なんで…?』

「なんでって…(胸がすっげぇ揺れて気になんだよ…っ)」

『変な翔ちゃん。』

「……」

『…ひゃっ!?』

急に誰かに胸を突かれた。見れば…音也…っ!!!!

「ご、ごめん…つい!」

『…お前は、ついで人の胸をつつくのかぁ?あぁ!?』

「うっ……」

『音也…後で一万。』

「えぇ!?」

『よし、次いくぞー』











こうして野球拳大会は夜まで開催された。ん?全裸になったの?翔ちゃんとトキヤでした。もう一人は…。聞かないでください。思い出したくもないぜ…。

その後、全裸の三人に大騒ぎだった私の部屋。







(…音也、真斗、翔ちゃん…)

(((…?)))

(言おうか迷ったんだけど…。股関…やばいよ…?)

(((っ!?)))



―――――――――



8人書くの大変…。描写がかなり難しかった…orz

その後の事はご想像にお任せします←





2012.02.02

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