短編

□オ○ニーのお話
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ある日、ふと私は思った。



『うーん…、みんな、オナニーってしてるのかな…?』



それは些細な事から。

昨夜、一人でお部屋でをゴロゴロしていたが、暇なあまり、そうだAV鑑賞をしようという事になった。そこで、AV男優の山田さん(46)がオナニーをしていたのだ。



山田さんは、定期的にオナニーをしないと辛いと言っていた。

そこで、ふっといつものメンバーの顔が頭の中をよぎる。



――あいつらは一体どうなのだろう…?





『よし!聞いてみよう!!!』



「アレ?なまえ、ここで何してるの??」

そう決心した時、タイミングよく音也が通りかかった



『丁度いいとこに!!』

「ん?何々ー」



相変わらず人懐っこいなぁ…。

可愛いぜ、ぐへへ







『音也ってオナニ-してる?』

「ぇええぇえ!?な、ななな何急に!?」



単刀直入過ぎたか…?でも、他に聞き方ないし…。



『どうなの??』



音也は突然の質問に頬を真っ赤に染めて困った顔をしている。



「そ、そりゃあ、俺も…男、だし…??」



『それはつまり…ッ!?』



じぃーっと音也を見つめる。

すると、先程よりもっと顔が真っ赤になってしまった。まるでリンゴみたいだ。





「今ので察してよ!!」



ちっ、音也の口から聞きたかったのに…。



『え、じゃあ、どこでして、何をオカズにしてるの?』



「そこまで聞く!?」



知りたいお年頃なんでね。



「するのは、お風呂場か、トイレ…で、オ、オカズは…」



『オカズは…?』



音也はチラッと私を見るなり、喉をぐっとならした。



「オカズは…」

『……』

「……。」

『って、早く言えぇええぇえッ!!』



焦れったい音也につい大声を出してしまった。



「ご、ごめん…」



『もういいよ。他のヤツに聞くから。』

「え、他の人にも!?」

『うん。じゃあね〜』





そう言って、音也と別れると青い頭の彼を見つけた。

いやぁ、みんなタイミングいいねー。





『真斗ーっ!!』

「む、なまえか。」

「あ、なまえちゃん。どうしたんですかぁ?」

『あれ、なっちゃんもいるー。』



ちょうどいいや、まとめて聞いてしまおう!!



『ごほん。いやー、ここであうなんて奇遇だねぇ若者よ』

「あ、ああ…」

「ふふ、なまえちゃんは何をしても可愛いですね」

『ありがとう、なっちゃん。えー、実は二人に質問があります。』

「質問か?俺が答えられる範囲なら何でも答えよう。」

「僕も何でも答えちゃいますよぉ」



またもや単刀直入に行こうではないか!



『オナニーしてますかぁ!?』

「なっ!?」

「……?」



よっしゃあ、言ったあ!言ったぞ!よくやった私!!

なんか、音也と違って聞きづらいんだよなあ、この二人。下手すれば殴られそうだ。







「そのだな…なまえ。婦女子たるもの、言葉を慎むべきだと思うぞ…。」

『何を純情ぶってるんだ。昨日、ヤってたのを見たんだからな』

「な、なに…!?」

「僕は毎日してますよぉ」

『え…、毎日!?』



さすがなっちゃん。

頬を染める真斗とは正反対にいつもの涼しい顔で恥ずかしげもなく言いやがった。しかも毎日だと…!?



『じゃあ、なっちゃんは毎日。真斗は昨日初オナニーかな?』

「は、初などではない!!」

『…(ニタァ)』

「…っ!!」

『初めてじゃないのかぁ、ふぅーん。へぇ〜』

「ち、ちが…」

「まあまあ」





『じゃあ、二人はどこでやって、何をオカズにしてる?』

「…っ」

「えー…、ベッドでやってー、なまえちゃんをオカズにしてますねー」



ん…?幻聴が聞こえたなー



『なっちゃん、ベッドだと翔ちゃんに見られない?』

「見られますが、後から翔ちゃんも混ざって一緒にするんですよ」

『ほ、ほぉ?』



なっちゃんホモ疑惑…。



『ところで。誰をオカズにしてるって言った…?』

「なまえちゃん、あなたですよ」



うわぁー…。そんな眩しい笑顔で言われても…。よし、シカトしよう。





『んで、真斗は?』

「俺はそんな不埒な事は…」

『…もうさ、言っちゃいなよ。楽になるよ?』



「…っ!!」

『……。』



「…………………………………………風呂場で、……………オマエをオカズにしている…。」



折れた!!真斗が折れた!

最後の部分聞こえにくかったけど、確かに風呂場と言ったぞ!!後は知らん!



オカズの部分が聞こえなかったから聞きかえそうと思ったが、泣きそうな真斗を見て諦める事に。



「今度みんなでオナニー大会しましょうよ!きっと楽しいですよぉ」

「『断るっ!!』」







Aクラス

純情ぶってるやつが2名、ある意味ヤリチン&ホモ疑惑1名



結果

Aクラスのプリンス達は……………見た目によらずオナニスト。





(なまえ…、もうそうゆう事はやめよう…?)

(えー。学べるものは学ばなきゃ)

(……俺はもう、婿に行けぬかもしれん…)

(私が貰ってあげる!)

(僕、なまえちゃんと実践したいです)

(なっちゃん、そうゆうのやめようぜ!?)













――――――――――





Aクラスのみんなはオナニーしているようですね←





2012/05/13

編集2012/10/01

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