短編
□3Pに気を付けて
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「ねぇねぇ、」
机に向かい、今日出された課題をやっていると彼氏の音也に話かけられた。
うん、何で私の部屋にいるのかはあえて気にしない。
「何…??」
「何か冷たぁい…」
ぷぅっと頬を膨らませる音也。
そんな事しても、可愛くないと言うのに…
いや…可愛い、だと…!?
だけど私は騙されないぞ!!
このテンションだと変な事を思いついたに違いない。
なので真剣に相手するのは無駄なのだ。
「用件を言って。」
「ンとねぇ…3Pって興味ない??」
「はっ!?」
音也の驚きの一言で持っていたシャーペンを折ってしまった。…ってまではいかなかったが、ソレくらいの勢いだ。
っていうか、3Pって
女の子1人に2人の男があははうふふする事だ
よね!?その逆もあるが…。急に何を言い出すんだコイツは!!!
「全っ然興味ないです!!!」
ココで肯定したらホントにやりかねない…。なので全力で否定。
「そう??そんなに全力で否定されると逆に興味があるようにしか…」
いやいやいや!!音也さん、その発想はおかしいと思います!
しかし、正直興味がないと言えば嘘になる。
だ、だけど音也以外とあははうふふするのは少し抵抗が…
私が色々考えていると、ふと音也がにやりと笑ったように見えた。
出来れば勘違いであって欲しかった。