長編

□見上げた空 プロローグ
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沖田side

ある日…僕は新撰組に恨みを持つ奴らに捕まっていた

「助け…て…」

「ハッ、お前、誰か助けてくれると思ってんのか?」

「ッ…助けてくれる!土方さん…近藤さん!!」


「おいおいコイツ、まだ勘違いしてるぜ?」

「お前を見捨てたのは・・・土方なんだよ」


「!!…そん…な…」
どういう…こと?
「これからも、俺達の相手してくれるよなぁ?」


僕の顎を掴む脂ぎった太い指




… 気持ち悪い




「…ふざけるな…」

「「は?」」


「ふざけるなァァアァアァアァ!!」


顎を掴んでた奴を殴る


周りにいる奴らも殴る殴る


奴らはすでにボロボロになっていた僕に油断していた様で武器も持っていなかった。


無我夢中で殴り倒していた僕の周りには、もう誰も僕の視界には居なかった。




「…ハァ…ハァ…土方、さん」

身体を引きずるようにして僕が捕まっていた小屋を出ると

ふと、僕の身体に誰かの影が落ちた。



そこから僕の意識は無くなっていたんだ。











続く

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