翡翠の誘惑
□色気カップル(原沖)
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ある日、沖田は怒っていた。
それはもう、皆が近付けない程に…
「総司、どうしたんだよ」
しかし原田は違った。
原田は沖田の恋人だ。
沖田の怒りの原因は自分だと、薄々気付いていた。
「…別に」
「なぁ…教えてくれよ。」
「……左之さんは、、一々色気を振り撒き過ぎなんです。」
原田はそれを聞いて驚いた
しかしすぐにニヤッと笑い
沖田を見つめた。
「なんだぁ？…嫉妬、か？」
「ッ！！……そう、ですね。…そうですよ、悪いですか！？」
顔を赤くして涙目で見上げて来る沖田に原田は愛おしさを感じながらクスリと笑った
「色気を振り撒き過ぎなのはお前だよ。総司」
「え？何言ってるんですか」
「周りがどんな目でお前を見てるか分かってんのか？」
「……その言葉、そのまま返しますよ…」
「お前はまず胸が開けすぎた。ただでさえ綺麗な顔してんだから気をつけろ」
「…その言葉そのまま返しますよ！！」
「…ククッ…」
「…クスクス」
そんな色気カップルは妖艶な笑みを浮かべ深い深い口づけを交わした。
End…