翡翠の誘惑
□『俺を暑くさせるのはお前だけ。』(斎沖)
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「うーぁー暑い〜!」
一番組、三番組の非番の日。
沖田は斎藤の部屋に転がり込んでいた。
「は〜じ〜め〜くぅーん」
「…何だ」
「この暑さどうにかしてよ!」
「俺に言うな…」
「むぅ…」
ふと考え込んだ沖田は斎藤に抱き着いた
「ッ総司!?」
抱き着いた時に感じた体温はやはり熱くない。
「うーん…熱くないじゃん。っていうかそんな厚着してるのになんで暑くないの?」
「…こういう体質なのだ。」
「…ふーん」
またもやふと考え込んだ沖田は
斎藤に口づけた。
「ッ!総司!?///」
「熱くなったかなぁ」
そして斎藤にまた抱き着いた
「あっ……熱くなった。………はじめくん?」
斎藤は顔を真っ赤にさせていた。
「アンタは何故このようなことを…ッ」
「え?いやぁ、緊張したら熱くなるかなぁ?って思ってね、…緊張、した?」
「…するに決まってるだろう」
斎藤は沖田を抱き寄せた。
「…はじめくん…暑い」
「当たり前だ」
『俺を暑くさせるのはお前だけ。』
End…