翡翠の誘惑
□『愛しい者に口づけを…』(土沖)
1ページ/1ページ
…眠い
…眠い
畜生…この後書類整理しなきゃいけねえのに…
少しだけ、なら良いよな。
そう思い、自室に戻った。
しかし…襖を開けて俺がみた光景は…
「んにゅう…」
愛らしく猫の様に丸まって眠る総司。
「全く…自分の部屋で寝ろよ。」
そう言いつつ、顔がニヤついてしまう。
生意気な態度もない。
穏やかな顔をしてる総司に胸が高鳴った
可愛い…
「ん…土…方さ…」
「ッ!!」
一瞬ビクリとした。
「だい…す、き…」
「総…司」
気が付けば俺は総司に口づけていた
「んん……ふぁ………土方さん!?」
「!…違っ…総司、これは…お前の口に虫がついててだな…」
思わず言い訳を並べてると…
「プッ、アハハハ!!土方さん慌て過ぎ!!」
「…」
「もう一回…してくださいよ」
「は?」
今…なんて?
「だから!…もう一回…接吻してくださ…んっ///」
俺は総司の言葉を遮り接吻をした
さっきとは違う、総司から求める接吻。
甘い口づけに俺は酔いしれた。
眠ってる総司も可愛いのだが起きてる総司の方が可愛いに決まってる。
一度口を離した総司に俺はまた口づけた。
『愛しい者に口づけを…』
End…