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□貴方のがいいんです。
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綺礼は可笑しい


それは誰もがそう思うだろう


百人中百人絶ッッッ対に可笑しいと言うはずだ。


『綺礼。』


「何だ?」


『……また、麻婆?』


「ああ、頼む」


頼まれたら作るけど私も他の料理が作りたいよ。


そう、私が麻婆豆腐を偶々出した日からずっと、夕食は麻婆なのだ


「チッ、また麻婆か。おい綺礼、何故他のを頼まない」


「お前は食わなくてもいいだろう、ギルガメッシュ」


『あはは…でも、食べすぎだと思うけどなあ……』


それに私の不味い料理なんかじゃなくてもっと美味しい料理を作る人がいるでしょう、と苦笑いで言った

すると、二人して此方を驚いたように凝視した。


『……何?』


「お前の料理が不味いだと?笑止、笑わせるな雑種」


これは、褒められてるのか…?
いや、それとも貶されてるのこれ?


『そんなの、私の料理しか食べたこと無いから言えるのよ、今度専門店行きましょう?』


「いや、いい。」


今度は綺礼に即答された。



貴方のがいいんです。


(素直になればいいのになあ、綺礼)
(五月蝿いぞギルガメッシュ)
(え?何々?)
(実はなアヤカ、綺礼はぐはっ)
(サーヴァントはサーヴァントらしく霊体化しておけ)
(綺礼赤いけど、熱?)
(何でもない、それよりも麻婆はできたか?)
(う、うん。)


イチロー選手って昼は何時も奥様のカレーらしいですね。
 

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