緑赤

□苦手なんだもん
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「....っ!!」




ゴロゴロ......



今日は雨。しかも雷がひどい。



「レッド?どうした?」


本を読んでいたグリーンがレッドの異変に気付いた。

レッドの様子がおかしい。
ピカチュウを抱き締めて、少し震えている。



「ピーカ?」

レッドの腕の中でピカチュウも心配そうに小さく鳴いた。



ドォン!!!



レッドがビクッと肩を震わせた。

どうやらレッドは雷が怖いらしい。



「レッド、雷が怖いのか?」



きっ、と睨んできた。

「....別に...怖くない...。」



少し声が震えていた。
やっぱり怖いんだな。

でも少し驚いた。
あのレッドが雷が怖いだなんて。




ピカッ



突然空が光った。


「う...わっ...!!」

その瞬間レッドがグリーンに抱きついた。



「やっぱり怖いんだろ?隠さなくていいからさ。」



「....っ、違う...。びっくりしただけ。」



「あーそう。」





「....信じてないでしょ。...もういい。離して。」


「別に俺は力入れてねーし。離れたいなら離れられるぜ?」



たしかにグリーンはレッドの背中に手を回しているが、まったく力を入れていなかった。



「...グリーン怖がってそうだから、しょうがなくだよ。勘違いしないでよね。」



「あーそう。」


(可愛いなこいつ!!)



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「お前、ピカのかみなりは平気なんだな。」

「ピカは可愛いからいいの。」

「...(可愛いなオイ)」




雷怖がるレッドさん可愛い






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