オリジナルBL小説

□reunion3
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翌日。椎名から、メールが来た。
今週の土曜日、よかったら遊ばないか?という内容だった。
僕は、迷っていた。
だって、もう会うことのないと思っていた人物…
昨日、2年ぶりにあって会話も昨日が初めてで あとは、何を話せばいいんだろう…。僕は、頭を抱えた。
目を、閉じるとぐるぐると頭が回っているようなそんな感じになる。
本当に、どうしたらいいんだろうか…?


そして、あっという間に土曜日になってしまった。
今日は、出かけるのに最適と言うほどに青空が広がっている。
けれど、僕は今日の天気みたいに心が青空では、ない。
朝、起きた瞬間からこの気持ちが複雑で仕方がなかった…。
この信号を渡ったら待ち合わせに着いてしまうとなると気がとてつもなく重いのだ。
信号を渡たりきると僕に手を振る人物がそこにいた。

あ、椎名。
開口一番に思った。
僕は、苦笑いで手を振り小走りで椎名の元に向かった。

「…ごめん。椎名ちょっと遅れた。」
僕は、素直に詫びた。
「いいや。俺も、来たばかり。」
パタン。とケータイをしまい 椎名は
微笑んだ。

「…成田。どこ行こうか。」

「えっ…。」
突然、振れられたので何だか、困ってしまった。
「うーん。と、どこでもいいかな…?」
僕は、本当にそう思った。、、、正直に言うと、どうでもいい、、、。とか
「んー、、、。そういえば、もう昼だよなぁ。、、、ファミレスとか行く?」
あ、そっか。もうそんな時間なんだ。
時がたつのが早い。
僕は、最近よく感じる。
最初から、どこでもいいと感じていた僕にとっては、ありがたかった。
「うん。」
僕らは、ファミレスに向かった。


「成田は、どれにする?」
椎名は、そう言うとメニューを僕に渡した。
「あ、ありがとう。」
僕は、それを受けとると妙にドキドキしていた。
顔などに、出ていないか、不安でメニューで顔を隠したかった。

程なくして、僕らが頼んだ料理が来て
昼飯を食べ進めた頃に椎名が話かけてきた。
「そういえば、成田が通ってる学校って天羽だっけ?」
「そ、そうだけど。」
「俺、一回見学したことがあってさ。
そのときは、軽く校舎見ただけたったから、、、気になってたんだ。」
「天羽は、校則とか割と自由で楽だし
行事とかいっぱいあってわりと楽しいよ。」
僕は、思ったことを素直に口にして言った。

それから、お互いの高校について話したり。
中学時代の思い出話をしたり。
趣味の話をしたり。
など、会話が途切れることは、無かった、、、ー。




夢中になって話ていると昼くらいだったのが夕方になっていた。
それを、先に気がついたのは、僕だった。
「あ、もう、夕方だ。」
「本当だ。、、、今までこんなに、なるまで気がつかなかったんだね。」
椎名が、夕日を見ながら微笑んだ。
「それじゃあ、帰ろうか。」
僕は、夕日から椎名に目線を向け
「そうだね。」
と、言って2人で外に出た。
それからは、駅で別れて自分たちの
帰る場所に向かった。

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