青天の霹靂

□青天の霹靂
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月の光もみえない。

あなたの姿もみえない。

真っ暗闇のこの箱は、

狭くて、暑くて、

わたしを眠らせない。


顔が熱くて眠れない。

何故か馬鹿みたいに胸が高鳴って、

目を瞑っても開けてしまう。


狭くて暗くて暑いけれど

安堵感を覚えるこの箱で、

今日は一晩中起きていようか。


どうせ月も眠らない。




[青天の霹靂‐011:わたしと猫と絵]
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