J禁小説
□MY ANGEL,YOUR ANGEL
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ずっと好きだった。
小2の時,俺の家の隣に引っ越してきた天使。
その綺麗で可愛い天使に一目惚れをした。
それから7年……
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「赤西!!またオマエかいッ!!」
「…ごめんなパィυ」
「パィやあらへんわッ!!しっかり謝らんかいッ!!」
「もぉーυ村上先生許してよぉ!!」
俺,赤西仁は生活指導の先生である村上先生(26)にこっぴどく怒られていた。ちょっぴし廊下をチャリンコで爆走しただけじゃん!!笑
「廊下は走らないなんて簡単なコト,17にもなって分からんかぁ?」
「走ってないもーん!!チャリだもん♪」
バチン!!
「いっったぁ!!」
「ふざけんと真面目に反省しろッ!!」
「顔は止めてよ!!せっかく親がかっこよく産んでくれたのにッ!!」
漫才みたいな会話を聞いて周りの先生達からは笑い声が洩れる。
俺は叩かれた右頬を摩りながら泣き真似をして村上先生に許しを乞う。
が,結局3日間の停学を言い渡されてしまい渋々と教務室を出た。
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俺が廊下に出ると周りを歩いていた生徒達がササッと道を開け,俺を避けるように進む。
そう……俺はこの学校1番の悪い子☆
喧嘩では負けたことがないし,大きな怪我もしたことないくらいの健康児なわけ。そんでもって顔もかなりカッコイイし(自分で言うのもなんですが…υ),親が医者で金持ちだし……17年間生きてきて女と金に困ったことがない,言わばボンボンってヤツがこの俺だ。
そんなもんだから学校も問題児なのに退学させることが出来なくて,停学って形でなんとか俺を押さえ付けようと頑張っちゃってる。
お疲れ☆村上先生♪笑
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「たらいまぁ☆」
「おっ!!またまた停学喰らった馬鹿な仁様のお帰りだぜ♪笑」
「うるせっ!!もお〜今回は逃げ切れると思ったのになぁυ……てか中丸!!オマエも共犯なんだから一緒に停学になれ!!」
「いやいやυ何をおっしゃいますやらυ君んちと違って我が家の場合は一発で退学ですからυ笑」
「ぅυずるぃ……」
俺はほっぺをプゥーっと膨らまし可愛く不機嫌さを表す。中丸は笑いながらも俺のペッタンコの鞄に教科書やイタズラに使うおもちゃを詰めてくれてる。
優しい……
中丸は3‐Dの奴らの中でも1番の友達だ。