□精神
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てな訳で生徒会室の前。
生徒会室は高い時計塔の天辺にある。
私は扉を開けた。
サソリ「誰だ?って、白夜か?」
白夜「いえ、人違いです。」
サソリ「なぜに逃げる。用なら入れ。」
招かれ、入る。
白夜「ねぇ、」
サソリ「デイダラならいねェぞ」
ちっ…先読みすんなっての。
白夜「そっか。なら…」
サソリ「またアイツか?お前はいつもデイダラばっかりだな。」
白夜「って、そんな事無いよ!だってアイツ、勘違いしてる…。」
サソリ「勘違いされて困る奴なのか?アイツは。」
白夜「べ、別に…ただ…」
サソリ「ただ何だ?」
白夜「もー!サソリには関係無いでしょ!?」
サソリ「関係無い…か。」
白夜「ちょ、なに?近付いて来ないでよ…」
反射的に後ずさる。
サソリ「やっぱお前はアイツが好きか?」
白夜「好きじゃない!」
サソリ「じゃあなんで勘違いされただけでそんなに焦る?」
白夜「それは皆同じだ!兄貴にも、小南姉にも、イタチにも鬼鮫にも飛段にも角都にもゼツにも長門にもナルトにもサクラにもサスケにも勘違いされたくないよ!」
サソリ「あ?俺が入ってねーな?」
白夜「付け加えてサソリにも!うわっ!」
後ずさりすぎてソファに引っ掛かり倒れた。
その上に、サソリが乗っかる。
サソリ「遅い。そして諦めろ。アイツは女にゃ興味無ェ。」
白夜「だから好きじゃないって…。」
サソリ「なら俺にしろ。」
白夜「は?尚更無理だっつーの。」
サソリ「なんだその言い草?」
白夜「彼女三人も居るくせに。つーか降りろ!」
私はサソリを退かし、立ち上がる。
サソリ「女はただの遊びモンだ。弄ぶのが俺のモットーだ。」
白夜「今の発言、世界中の女とモテない男を敵にまわしたよ!?」
サソリ「知るか。」
白夜「私は女を弄ぶ程暇じゃないの。バイバイ!」
ガタン!
サソリ「チィ…可愛くねー女だな。アイツ。まあ、面白いが。」