□雨夜
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医師「命に別状はありません。ですが、いつ意識が戻るかがわかりません。」


カナメ「ありがとう、ございます…。」


白夜「…」


医師は部屋を出た。


カナメ「…デイダラ…目を覚ましてよ…。」


続いて私も部屋を出る。











雨夜
















ロビーのソファーに座る。



白夜「……」



デイダラ…ごめん…。



本当にごめん…なさい…。


なんであんな酷いことを言っちゃったんだろう…。


私…最低だよ…。


弥彦「白夜!」


白夜「ぁ…兄貴達…」


サソリ「デイダラは!?」


白夜「109…」


弥彦「よし、行くぞ!」
























〜109号室〜


カナメ「なんで…?なんで私の事を覚えてないの!?ねぇ、じゃあ白夜って子は!?知ってる?白夜!」


デイダラ「知らねぇよそんなヤツ。…うん」


ガラララ!


弥彦「デイダラ!」


サソリ「大丈夫か…?」


暁一同が入る。


デイダラ「サソリの旦那…に、皆…」


カナメ「うそ…」


カナメは外に出て走って白夜に向かう。



カナメ「…た…の…」


白夜「カナメ…?」


カナメ「アンタのせいよ!!アンタが赤信号で飛び出すから…!!」


カナメは泣き出す。


カナメ「デイダラは私の事を覚えてないのッ!他の人の事は覚えているのに…!ついでに、アンタの事もよ!」


白夜「…!」


嘘…でしょ…?


カナメ「どうしてくれるの!?これじゃあまた…私は…!!」


白夜「…」


カナメ「そうだ…。白夜ちゃん。貴女、協力してくれるんでしょ?だったら…」


白夜「無理だ…。もう、カナメには協力できない…。」


カナメ「なんですって…!?良いわ!私含めて貴女の事を覚えて無いのなら、デイダラに嘘を吹き込めば良いのよ!」


白夜「カナメ…!」


カナメは走って行った。
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