\dream/

□甘い時間
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もぐ

もぐもぐもぐ

もぐもぐもぐもぐ



「…ねぇ、宮地くん…」

「ああ?何だ?」

「……こんなので良かったの?」

「……何がだ?」

「お誕生日プレゼント。」



11月3日。
今日は宮地くんのお誕生日。

私たちは、星月学園の近くの喫茶店に来ていた。

学校の帰り道、宮地くんに何が欲しいと聞いたら、

「……そうだな。パフェが食べたいな。」

と言われたのでご馳走することに。



そして今に至る。

「……」

「…何だ、人の顔をジッと見て。」

「…美味しい?」

「ああ。」




もぐ

もぐもぐ



宮地くんの口の中に運ばれていく、
真っ白なホイップクリーム。



「…お前も、食べるか?」

「えっ、いいのっ?」

「…ああ。」



私の前に差し出されたパフェ。


スプーン…いいのかな。


「…何だ、食べないのか?」

「いやっ、スプーン………」

「………」




ぱくっ




「〜っ/////////」

「…美味いか?」


私の口に運ばれたスプーンを持つ宮地くん。


あーん…された………/////


「みっ、宮地くんっ!?///////」

「何だ?」

「いっ、今っ//////」



もぐ

もぐもぐ

もぐもぐもぐ



宮地くんはよく分からない。

でも………



「なっ、何だっ!もうやらないぞ…っ/////」



宮地くんの頬が、少し赤くなっていた。




い時間

「…今度は、お前の誕生日に来るか。」

「…えっ!?//////」




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