貴方に嘘の花束を
□第六話
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一体何と言えばいいのだろう。
不思議な感覚に呑まれながら、エンヴィーはずっと考えていた。
昨日、彼女が入院したと聞いた。
自分と別れた後から、何度も何度も自殺を繰り返して病院に送られている。
その回数はあまりにも多いので数えるのさえもやめた。
何度、会おうと思っただろう。
何度、止めた方が良いと自分に言い聞かせただろう。
だって、彼女が初めて自殺未遂で入院したのは・・・・・・・エンヴィーのせいだったのだから。
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