本題。
□一話。
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兄さんは口をぽかんと開けて、黒いのを見上げていた。
がちゃっ
「????」
中から人が出てきた。
金色の髪だ…。
日本じゃ見かけない服だ。
「ヒーローの登場っ☆」
……。
ひーろー?
え、何、何この人。
なんか飲んでる。
私のところに近づいてきた。
「え、ちょ。」
「可愛いなお前。名前何ていうんだ?」
「…本田サキ。」
「サキか、覚えたぞ!」
ななな、なんだこのまぶしい笑みは!?
兄さんが刀を構える。
「と、止まりなさい!」
「?」
「曲者は容赦なく切り捨てます!」
兄さん、待つんだ。
よくわからないけど、この人はいい人だ。
そう思った。