銀魂夢小説
□いまどき肉じゃがを女子に作ってほしいって言う男子はいない
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『現場の結野さん、結野アナ!』
『はい、こちら現場の結野です。こちらでは、真選組による炊き出しが行われています。和洋中いろいろな料理が揃っています。では、私も一口・・・。うん!すごくおいしいです!
今日いっぱい無料で食べ放題だそうなので、皆さんもぜひ行ってみてはいかがでしょうか?以上、現場の結野でした。』
新八「無料・・・」
神楽「食べ放題・・・」
銀時「おいお前ら、目の色変わってんぞ。だまされんなよ?俺に喧嘩売ってくるような奴らだぞ?万が一毒でも盛られたら・・・」
神楽「そんなこと知ったこっちゃないアル」
新八「銀さんは留守番しててくださいよ。僕らたらふく食べてくるんで」
銀時「ちょっと!?置いていかないで!銀さん仲間外れにしないで!?」
いまどき肉じゃがを女子に作ってほしいって言う男子はいない
-真選組屯所-
ふぅー・・・さすがタダで食べ放題の威力は恐ろしいなぁ。人がわんさかいすぎ。
土方「おい美鈴、大丈夫か?朝からずっとこの忙しさだからな・・・」
沖田「それにしてもほとんど一人でこんだけの数の料理を用意するとは、大したもんでさァ」
「毎日あんたらの飯作ってやってんだもん。こんくらい大したことないっての」
土方「少し休んだらどうだ?ここ数日炊き出しの準備でろくに寝てないんだろ?」
「へーきへーき。近藤さんが”最近下がりっぱなしの真選組のイメージを回復させたい”って考えてやったことだもん。私に出来ることならなんでもしてあげたいし」
沖田「あ、あれ万事屋の旦那じゃねぇですかィ?」
「げ」
土方「げ」
神楽「うわーすごいアル!どれもこれもおいしそうネ!」
新八「神楽ちゃん、全部食べないでよ?他の人もいるんだからね」
「やっぱり来たんだ、天パ・・・」
銀時「やっぱりってなんだよ。ガキ共がどうしても来たいって言うからァ?保護者的な立場でェ?ひははけはひィ?(来ただけだしィ?)」
「誰よりも勢いよく口の中に食いもん突っ込んでんぞ」
ったく・・・こいつら普段どんなもん食べてんだろ。ほぼニートだし。こいつはともかくあの子達にちゃんと食べさせてあげてんのか?