銀魂夢小説
□貸した金は二度と返ってこないと思え
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「ザキー!むかつく!あいつむかつく!天パのくせに!」
山崎「はいはい、美鈴さん落ち着いて。全国の天パの人に謝ってください」
「あーもうむかつく!ザキ斬らせろ!」
山崎「無茶言わないでくださいよォォ!」
貸した金は二度と返ってこないと思え
近藤さん、土方さんの仇討ちに”銀髪の侍”に決闘を申し込んだ私は、結局奴に負けてしまった。
そのうえ不覚にも・・・
『自分の守りたいもん守ってりゃ、それでいいんだよ』
あいつの言葉が心に響いた・・・ような気がする。気がするだけ。
土方「おい美鈴、どうしたそんなに荒れ狂って」
「土方さん!・・・ごめん、私も負けた。天パ野郎に」
土方「だから負けてねーって言ってんだろ!それより、お前も負けたって?」
「奴に決闘申し込んだけど・・・ダメだった」
全然敵わなかった。力も早さも。
土方「お前なぁ・・・仕事サボったかと思えばそんなことやってたのかよ。七番隊長がそんなじゃ・・・」
「だって許せなかったんだよ!近藤さんだけじゃなくて土方さんまで負けたなんて・・・。このままじゃ真選組があいつにナメられるじゃない!」
近藤「美鈴。あの銀髪はそういう奴じゃないと思うぞ」
「ゴリラ!」
近藤「美鈴ちゃーん。いい加減ゴリラって呼ぶのやめなさいって言ってるでしょー!局長!ぼく局長だよー!」
土方「ゴリラ、そういう奴じゃないって?」
近藤「トシまでェェェ!?いいもん!ぼくめげないもん!・・・・・で、あの銀髪だが、確かに見た目はどうしようもないダメ野郎だが、あいつは紛れもない立派な”侍”だ。いまどきまだああいう奴がいたんだって、俺は嬉しくなったなぁ」
「・・・・・・」