親子シリーズ

□パパに似たの!
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ここは海に浮かぶ海軍本部


「そっちはいたか!?」

「いや、いねぇ!向こうはどうだ!?」

「こっちもダメだ!」

「ったく、こっちの身にもなってくれよ」

「本当だよな…」

「青キジ大将に似て逃げるの早いんだよ」

「あなたたち!口を動かすより足を動かしなさい!」

「大佐ちゃん!でもよー、全然いないぜ」

『ふふふふふ…皆探してるー』

今日はG5がたまたま本部にいたので
クザンの娘リオのお世話を押し付けられたのだ

海軍であの子の逃げ足は有名なのだ
逃げられたら、見つけるのは大変だと
親が親だから仕方がないのだが


『きょうはなにしようかなー?』

また、リオはイタズラでもしようかと考えていた

『お?あれは!』

早速、遊び相手を見つけたらしい

『ススススススモヤン!』

「あ゛?」

『あーそぼ!』

スモーカーの足にダイブした

「遊ばねーよ、俺は今忙しいんだ
そんなことより、たじき達と一緒じゃねーのか?」

『だってぇ、たじきちゃんつまんないもん
おべんきょうしなさいばっかでさ!』

「あのなぁ、別に俺は困らねぇが
お前が大人になったときに困るんだぞ」

『別に、あたしこまんないもん!
パパみたいに強くなるから!』

「女が強くなってどうするんだよ
お前はべっぴんさんなんだから大人しくしてろ」

『なーんでよ!おんなのひとでつよいひといっぱいいるじゃん!』

「そうだけどお前は別だ」

『なんじゃそれー!
てか!あたしもう、つよいもんねー!
G5のおじしゃんたちみんなあたしのこと捕まえられてないしー!』

「あいつら相手で逃げられないなんて強くはなれないぞ」

「あ!いたぞ!」

「スモヤンリオちゃん捕まえて!」

『うげっ!じゃあね!スモヤン!』

「あーーーーー!なんで、にがすんですか!」

「俺の仕事じゃねーよ
あいつは将来バケモンになんぞ」


G5との鬼ごっこは夕方まで続きました

『んも!おじいちゃんたち体力ないなぁ〜』

「リオよ、クザンが帰ってくるぞ」

『あ、ガープじーちゃん!わかったぁ、ありがとう♪お迎えいってくるねー』

「おー、行ってこい!
それにしてもこのざまはなんだ
あの子には才能が!」

「ちげーだろ、ただの親譲りだろ!」




『パパー!おかえりー!』

「リオ、ちゃんといい子にしてた?」

『うん!G5のおじいちゃんたちと鬼ごっこした!』

「そりゃー、良かった
さて、一眠りするかな」

『そーね!』

海軍本部は今日も平和です。




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