親子シリーズ
□パパに似たの!
1ページ/1ページ
ここは海に浮かぶ海軍本部
「そっちはいたか!?」
「いや、いねぇ!向こうはどうだ!?」
「こっちもダメだ!」
「ったく、こっちの身にもなってくれよ」
「本当だよな…」
「青キジ大将に似て逃げるの早いんだよ」
「あなたたち!口を動かすより足を動かしなさい!」
「大佐ちゃん!でもよー、全然いないぜ」
『ふふふふふ…皆探してるー』
今日はG5がたまたま本部にいたので
クザンの娘リオのお世話を押し付けられたのだ
海軍であの子の逃げ足は有名なのだ
逃げられたら、見つけるのは大変だと
親が親だから仕方がないのだが
『きょうはなにしようかなー?』
また、リオはイタズラでもしようかと考えていた
『お?あれは!』
早速、遊び相手を見つけたらしい
『ススススススモヤン!』
「あ゛?」
『あーそぼ!』
スモーカーの足にダイブした
「遊ばねーよ、俺は今忙しいんだ
そんなことより、たじき達と一緒じゃねーのか?」
『だってぇ、たじきちゃんつまんないもん
おべんきょうしなさいばっかでさ!』
「あのなぁ、別に俺は困らねぇが
お前が大人になったときに困るんだぞ」
『別に、あたしこまんないもん!
パパみたいに強くなるから!』
「女が強くなってどうするんだよ
お前はべっぴんさんなんだから大人しくしてろ」
『なーんでよ!おんなのひとでつよいひといっぱいいるじゃん!』
「そうだけどお前は別だ」
『なんじゃそれー!
てか!あたしもう、つよいもんねー!
G5のおじしゃんたちみんなあたしのこと捕まえられてないしー!』
「あいつら相手で逃げられないなんて強くはなれないぞ」
「あ!いたぞ!」
「スモヤンリオちゃん捕まえて!」
『うげっ!じゃあね!スモヤン!』
「あーーーーー!なんで、にがすんですか!」
「俺の仕事じゃねーよ
あいつは将来バケモンになんぞ」
G5との鬼ごっこは夕方まで続きました
『んも!おじいちゃんたち体力ないなぁ〜』
「リオよ、クザンが帰ってくるぞ」
『あ、ガープじーちゃん!わかったぁ、ありがとう♪お迎えいってくるねー』
「おー、行ってこい!
それにしてもこのざまはなんだ
あの子には才能が!」
「ちげーだろ、ただの親譲りだろ!」
『パパー!おかえりー!』
「リオ、ちゃんといい子にしてた?」
『うん!G5のおじいちゃんたちと鬼ごっこした!』
「そりゃー、良かった
さて、一眠りするかな」
『そーね!』
海軍本部は今日も平和です。