親子シリーズ

□ふしぎだね!
1ページ/1ページ




『パパぁーーーーー!』

「おう!リオーーーー」


少女は赤髪海賊団船長の愛娘


最近、少女は知りたい事ばかり


そこが、皆の悩みなのだ





少女はボーッと海を眺めている


「おぉ!リオなにしてんだ?」

『あー!ヤソップー!
今ねー、考え事してたの!』

その言葉にヤソップは構える

『ねぇねー、どうしておそらはあおいの?』

(こう来たか…)

「空か…どうしてだろうな」

『うーん…』

「海が青いからなんじゃないのか?」

『あー、そっか!
…ん?じゃあ、なんでうみはあおいの?』

「あー…どうしてだろうな」

『もー、ヤソップは何にも知らないんだから!
お空が泣いたからあおいんだよ!』

「あー…(じゃあ、なんで聞いたんだよ…)」

『あれれ?
んじゃ、なんでお空はあおいんだっけな?』

少女はうーん…と考えながら食堂へ入っていった

『あー!
ベンおじちゃんー!』

「あ?どうした?」

『あのさー!どうしてお空は青いのー?』

「自分で探してごらん」

『またそれぇー?
ヤソップに聞いたけどヤソップはちっともしらないだもん』

「誰かに聞くんじゃなくて、考えて探してごらん
いつか、ふと見つかるから」

『そうだね♪』


___お昼頃

『おなかへったぁー』

「ふぁー、はら減った」

『あー!パパおはよー!』

「おはようー、リオ」

と、抱き付き頬擦りをする

『パパー、ジョリジョリする!
いたいよぉ』

そう言いながらも少女は何処か嬉しそうである


ご飯を食べ終わり、絵本を読んでいたとき

海と空の間に何があるの?と少女は思った


『パパー!うみとお空のさきに何があるの?』

「ん?海と空?水平線か?」

『そう!』

「んー、リオは何があると思う?」

『えぇー、みたことないからわかんないよぉ』

「オレもだ!」

『パパもないのかぁ』

「連れてってやる!」

『ほんとに?』

「あぁ!リオが行きたいなら何処だって連れてってやる!」


『パパ、だいすきー♪』


こうして、皆昔はふしぎをいっぱい持ってた








[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ