砦にて。
□困惑？
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…僕は今、とても困っている。
内人君、君が砦に来たのは1時間ほど前。
君は僕に宿題を半分任せた。
さっき宿題を終わらせて振り向いたら、君は熟睡していた。
残った宿題も終わらせておいたから安心したまえ。
あんまり眠りが深いから、君の家に電話して
お泊まり勉強会をすることになったと伝えておいた。
さあ、することがなくなってしまった。
今までのことは現実逃避
僕は何をすればいいんだい？
塾が増えて、疲れているんだろうけど。
暇だから、寝顔を観察する。
君に触りたい。
唐突にそう思った。
ふにっ
頬をつついてみた。やわらかい。
ふにふにふにふにふにふにふにっ
しまったやりすぎた。
「ん…」
！ 起きたのか!？
起きる前に、と唇を重ねる。
こんなチャンスはそうないだろう。
あたたかい…
ずっとこのままでいたいような。
なんだか瞼が重たくなってきた…