機動戦士ガンダムSEED 砂漠のコーディネーター
□Phase-02
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「人前で言うなよ、恥ずかしいからな…」
「っし!!」
ウォンは思わずガッツポーズをしていた。それを見て、バルドフェルドは微笑む。
"まったく、あの頃から変わっていないな…"
「どうしたんですか、アンディ兄?」
ウォンがバルドフェルドの顔を覗き込む。バルドフェルドはコーヒーを吹き出してしまった。彼女の顔にもろにかかってしまったが…。
「何するんですか…もろにかかってるし。シャワー貸してもらえませんか」
ウォンはちょっと不機嫌な様子で言う。それと同時に、ある人物が入ってくる。
「どうしたの?」
入ってきたのは、バルドフェルドの恋人であるアイシャだった。
《よかった…》
バルドフェルドは内心ホッとした。
「アイシャか…。ウォン、あちらはアイシャ。アイシャ、こちらは今度着任する…「ウォン・カーライルです」遮るな、ウォン…」
アイシャはウォンを見て…
「綺麗じゃない」
と一言。それを聞いて、"まずい"と思うバルドフェルド。何故なら…
「…」
"綺麗"とか"可愛い"という単語を聞くと、ウォンが…
バタン
気絶して、倒れるから。
「はぁ…まったく、昔から変わらないな。ウォンは」