機動戦士ガンダムSEED 砂漠のコーディネーター
□Phase-01
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「隊長、新しいパイロット来たみたいですよ」
「早いねぇ…、迎えに行くとでもしますか」
バルドフェルドとダコスタは、新しく着任するパイロットを迎えに、"レセップス"を降りる。
彼らの目の前に輸送機が着陸する。風で砂が舞い上がり、周囲が見えなくなる。砂埃が落ち着いた時、輸送機の扉が開き、中から一機のMSが出てくる。アフリカの空より青いインディゴ色のシグー。
「ほぉ…」
バルドフェルドは感嘆の声を発し、
「シグー…ですかね」
ダコスタは機体を見て驚く。
その時、シグーから声が響く。
「正確に言うと、シグー・ディープアームズ。シグーで指向性熱エネルギー、ビームを使用できる様に改造した機体です」
彼らは驚く。響いてきた声は女性の声だったからだ。
「まずは顔を見せてくれないかね?」
とバルドフェルドが問うと、
「格納庫に格納してからでも構いませんか?」
パイロットから返答がある。バルドフェルドは…
「構わんよ」
と返す。インディゴ色のシグー・ディープアームズが"レセップス"の格納庫に向かう。バルドフェルドとダコスタは、その後を追いかけた。