小説

□勝者は・・・?
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「その手はなせや、財前!!」
「謙也さんこそ離したらどうですか?
いやがってますわ。」
「ちゃうわ!お前が離さんことにいやがってるんや!!」
「勘違いもはなはだしいっすわ!早くその手離して下さい!」
「お前が離せ!!」

「・・・二人とも離してほしいんやけど。」

「「!!?」」

「蔵、俺んこときらいになったんか!?こんなに好きなんに・・・」
「部長、嫌いにならんといてください!」

涙目になりながら訴えてくる二人は正直かわいい、やけど・・・



「嫌いやなくて・・・このままじゃ部活はじめられへんやろ・・・」

そう、ここは部活最中のしかもコートの中や。

さかのぼること数分前。

「これからダブルス練習試合を始めるから誰かとペア組みや。」

珍しくオサムちゃんが出してくれた指示に従ってみんなに伝えたはいいが、この一言が後悔にかわって今にいたる。

つまり、俺は同じクラスの忍足謙也と後輩である財前光にペアになろうと誘われてる訳だが・・・


「俺と組んだほうがいいにきまっとるやろ!!俺の方が付き合い長いし蔵の事分かってるにきまっとる!!」
「はっ!時間なんて関係無いですわ!俺の方が謙也さんより強いし足手まといにはなりませんよ。」
「まるで俺が足手まといになってるみたいな言い方やめや!」
「実際なってるんとちゃいます?」
「なんやて!?」
「なんですか!」

「二人ともおちつき!」

俺が怒鳴ると、謙也と財前はピタッと止まった。

「せや・・・蔵が決めればええんや。」
「・・・そうですね。ねぇ、部長・・・
「「どっちをえらぶんや!(ですか!)」」
「えっ・・・」

まさかこんな事を振られるとは思わなかった。

どないしよう。

そもそも、なんでこいつらダブルス組んでるのに組まないんや!

俺の心の中のツッコミは誰も気付かない。

でも、このままほっとけば絶対状況は悪くなる。


あかん、腹いたなってきたわ。


「何で俺とそんなに組みたいんや?他にもおるやろ・・・「「部長(蔵)と以外とは嫌や!!」」

「蔵がええねん!俺の方が蔵の事好きや。」
「俺だって部長が好きやねん!部長以外考えられないっすわ。」

「告白はうれしいんやけどな?・・・ここ、どこかわかってるんか?」
「「コート!!」」
「・・・せやな。」



俺は、レギュラーに助けを求め視線をさまよわせた。

・・・・。





「あいつらどこいったん!!!?」


レギュラーどころか俺らの周りには誰一人姿が見えなかった。

(あいつら、逃げたな・・・)

胸の中で、明日は今日の3倍メニューにしようと決めた。


ふと、2人の抗争が途絶えてるのに気付いた。

・・・?


2人は俺の腕をつかんだ力を強めた。

まるで、逃がさないとでもいってるかのように・・・





「・・・蔵。」
「・・・部長。」



「・・・ッ!?ちょっどこにつれてくんや!」

謙也と財前は俺をひっぱって部室に連れて行った。

部室には、やはり他の奴らの姿は無かった。


「・・・他の事考えるなんて余裕やな。」
「けん、や・・・んっ!」

謙也がようやく話したので振り向いたとたん謙也の唇がかさなっていた。

「まだ、ものたりないわ・・・」
「謙也、んっふう・・・はぁ・・・」

謙也の舌が俺の唇を割って入ってきた。

謙也を見て見ると目に入ったのは・・・


欲情した親友の姿だった。



「謙也さんばっかずるいっすわ。」

財前は俺の上着をめくり上げて直で胸の突起に吸い付く。

「ひゃっ!あっ、んん・・・はぁ」

「ちゃんとキスにも集中してや。」

「ん、ふう・・はぁう、あ・・・」


口の中は謙也の舌で
胸は財前の舌で犯されていった。


「ん・・・部長、ここ勃っとりますわ。」

「ああっ!いやや・・・あ、イって、まう・・!」


服の上からもたらされた快感に声が高くなる。


俺の声が引き金になったのか、財前はもっと激しく扱いてきた。
「あああ!んっは!もう、やぁ!」

「もう、そろそろええか?」

謙也の口が離れたとおもったら、下半身が外気にあてられた。

「!見んといてぇ・・・あっ!」

「やらしいなぁ、濡れてるで?」

クチュクチュと音を出しながら俺の先端を激しく上下する。

「あっあ、ん!は・・くっんあ!」

「・・・部長。こっちはどうですか?」
声がしたとたん後ろの方に違和感があった。

「そ、こは、んっ!あかん!」

俺の声はむなしく、財前の指はそこに入っていく。
「部長、ここヒクヒクしとる・・・かわええ。」

「んんっ!いや、はあ・・・」

「おいしそうやな、これ。」
「ああぁぁ!!はなっん、離しやぁ!」

謙也が俺を口にふくんだ。

「・・・一回イかせたるわ。」

謙也が裏筋をなめたせいで我慢ができなくなった。



俺は親友の口に精液を注いだ・・・。

「はっ、んう・・・はぁはぁ」

「蔵の濃いなぁ。一人でしたことあらへんの?」

謙也は俺の精液を飲み下した。


「あぁ、ん!も・・・だめ、や」

「後ろはもう慣れてきたみたいやし平気ですよね?」

「いや・・・ああぁぁああ!」

財前の物が後ろに入ってくる。

「はっ、きっつ。もうちょっと力抜いて下さい・・・。すぐに気持ちようなります。」

「いっ、た・・・あぁ!」
「あと、すこし・・・入った。」

「あぁ・・んん!はぁはぁ」

さっきおさまった熱がまた勃起した。

「・・・動いてもいいですか。」
「いやや!動かんといてぇ・・・ああ!!」


程なくして俺の中に精液が注がれた。

「ぁ・・・はっ、ん・・・」

「部長の中気持ち良すぎ・・・。」


やっと、終わった・・・

次の一言で来たいが裏切られた。


「じゃあ、次は俺の番やな。」
「!!んんっ!」

何回も抜き出しされて謙也のも俺の中に出された。


「はぁ・・・はぁ」

いつの間にか裸になっていた俺が体についていたのは自分と謙也と財前の精液。





意識が飛びそうになる前に、
「ごめんな、蔵。好きや、ほんまに。」
「部長、すいま、せん。愛しとります。」


こんな、寂しそうな声が聞こえて。

仕方ないから許そうと思えた。


こんな事されても、俺はこの2人が好きな事には変わりない。

俺は、この2人に犯され続ける。












後書き
・・・・・えーっと
すみません。

何でこんな事になってしまったのでしょう?
(聞くな!)www

最初は、純愛に、っていうかピュアな感じにしようとしたんですが・・・あれっ?って感じになってます。

ちなみに、設定的には白石は謙也と財前のことは好きですが恋愛ではなく友人としてです。
だからこそ、友達を、後輩を傷つけまいと思ってとったのが中立の立場にいることだった気がします。

やさしいのか?






今回の光くんと謙也は変態ですwww
好きすぎて欲望に忠実になってしまった、ととらえていただけるとわかりやすいと思います。



・・・白石は、個人的にオサ蔵以外での受けがあまりしっくりときません。
やっぱり、蔵ノ介は攻めにかぎりますね!
思いっきり黒いの!!

今から考えてのよだれが・・・www


次はエロは書きません!

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