うたプリ
□愛すべきヒト
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いつもこうだ______
俺が居ようが居まいが
ナギは綺羅とイチャついている。
今までは、勝手にしろと見ぬフリを
し続けてきたが
今日から、俺は変わる。
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「お腹空いちゃった〜キラ、何か
持ってない?」
ナギが甘えた声で言うと
綺羅はどこから出したのか
コンビニの袋を差し出す。
「これ…」
口数は少ないが綺羅は
ナギのために動いている、常に。
「なになに〜?」
袋の中身を伺うとナギの顔が喜びに満ちる。
「わぁ、ケーキだ♪ありがとう、キラ☆」
綺羅がふと瑛一の顔を見て鼻で笑う
それは、まるで”俺のナギに手を出すな”と
言われているみたいで腹立しいものであり
綺羅と言えど年下に馬鹿にされているみたいですごく虫唾がはしるのであった。
…このままヤツに先手を取られるのは俺のプライドが許さない!!
ならば、こっちだって手加減はしない。
誰がHE★VENSのリーダーなのか
分らせてやる。
だが、一方のナギは綺羅の手を引いて
「一緒に食べよ♪」と俺を置いて
楽屋に行ってしまう。