テニプリ
□Concealed smile
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「幸村君」
立海大・部長:幸村精市の名を呼んで病室に入って行くのは丸井ブン太。
明日で幸村が退院すると聞いて喜んで前日の今日面会しにきた。
「どうしたの?」
幸村は笑いながら問いかけてくる。
「だって明日、幸村君退院するでしょ?嬉しくて・・・」
照れながら笑いかける。
「ありがとう。ブン太…
みんなには本当に苦労かけたよ」
幸村の大きな手で優しく頭を撫でられて嬉しそうに微笑む丸井。
「苦労なんて全然かかってないよ」
丸井は幸村と一緒にいるこの時間が好き。
凄く幸せになれるから…
「ありがとう」
幸村は自分のことをそういって
くれる丸井に感謝の意を込めて謝礼を述べた。
「ところで、部活には戻らなくていいのかい?」
「ええと、黙って来ちゃったんだ」
目を泳がせる丸井。
「真田に怒られるよ?」
「だって、早く幸村君に会いたかったんだもん」