novel
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「おい、ツナ。オレと付き合え」
天上天下唯我独尊なオレの家庭教師様が、とある平和な昼下がり、唐突にそんなことを言いだした。
「は? 何言ってんの?」
ここ何年か、毎日毎日酷使している万年筆(10代目就任時にリボーンから貰った)を机に置き、リボーンと向かい合う。
「10年も一緒にいたんだ。いろいろ教えてきたし……いいだろ?」
するりと頬に手を滑らせ、艶を含んだ声で囁いてくる。……耳元で。
「ちょ、ヤメテ! オレそこ弱いんだから!!」
耳を押さえて距離を取る。
「しかも、いろいろって、変な言い方するなよ!」
「だって……そうだろ?」
ぶんぶんと首を左右に振りつつ否定する。
「いやいやいや、お前に教えてもらったのって戦闘とか、勉強(?)とかだよ?! 誤解を与えるような言い方すんな!!」
「そんなことより、勿論オレと付き合うよな? ツナ」
疑問形だがほぼ強制的で断定的な言い方である。
「丁重にお断りします」
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title by 確かに恋だった
ギャグちっく20題「丁重にお断りします」
唯の悪ふざけでした。
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