novel

□Sugar!Sugar!!
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 飛行機の時間まで余裕があるので、久しぶりのイタリアを満喫することにしたリボーン。ミラノをぶらぶらと闊歩する。

「そう言えば、まだ彼奴へのプレゼント買ってなかったな」

 イタリアは日本では珍しいものや、お洒落な雑貨で溢れている。

「こっちで買うか」

 誰かと被る心配は無いだろう。
 さて、何を買おうかとあちこちの店を覗く。
 グラスにマフラーに手袋。様々なものと出会うがいまいちピンと来ない。外に出て再び歩く。

「普段から身に付けられる物がいいよな」

 いつでも一緒にいられるから、なんて以前の自分では考えられない感情だ。ツナのお陰で恋愛というものが、こんなに優しい気持ちになれるものだと知った。
 思わず笑みを浮かべる。

「本当なら婚約指輪でも買いてぇんだがな」

 少年の見た目をしたリボーンがジュエリーショップに入ることが出来てもそんなものを買えるはすがない。

「しょうがない。違うものを探すか」

 ふう、とため息を吐いて近くにあった雑貨屋に入る。店内を色々と物色するがツナが喜びそうな物はない。
 そうこうしているうちに飛行機の時間が迫ってきた。

「やべぇな……」

 一か八かで最後の店に入る。小さな、個人商店のようだ。手作りのものが並んでいる。
 そして数十分後、小さな袋を提げたリボーンがドアから出て来た。







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