○o沖神○o

□風邪気味。
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●●
朝、押し入れからのそりと起き上がると、眼鏡が声を掛けてくる。

「神楽ちゃんおはよう、今日の朝は目玉焼きだよ」
「………んー」

大好きな目玉焼きと聞いても、何故か嬉しくない。
目を擦りながら、ふらふらとご飯が置いてあるであろうリビングへ行く。

「銀ちゃんおはよう。今日も相変わらず天パアルな」
「おはよう神楽。つーか余計なお世話…………神楽?」

ジャンプを読みながらソファーに座っていたはずの銀ちゃんが、こっちへ近付いてくる。
…………何アルか。

「お前、いつもより顔赤くねぇか?」
「……え?あ、本当だ。銀さん良く気が付きましたね」

新八が額に手を当て、心配そうにする。
………そういえば、昨日髪乾かさないで寝たな、なんて考える。

「神楽、お前今日は大人しく寝てろ」
「えー、今日は友達と遊ぶ約束してるアル」
「大人しくしてなさい」

まだ束ねていない髪の毛をわしゃわしゃと撫でられたって、嫌なものは嫌だ。
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