輪廻再会

□肆話「従属」
1ページ/9ページ



子供を真に理解できるのは子供だけだと思うんだ






肆話「従属」-子供と子供-






「…はい?」


もう随分と低くなった声が静かな建物に響く。


その声の発生源は深くフードを被り、片膝立ちで控える忍。
彼の目の前には高齢の里長、その横には彼の師匠が立っていた。


この世界に生を受け早13年。

この時代の数え方では15歳になった。


自分で言うのもなんだが(前にも言ったなコレ)優秀な俺は、


「佐助とともに真田家に仕えよ」


ついに軍に所属するようです。



…急だな、おい。




.
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ