ハロウィン

□狼さんと見習い悪魔
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「おい、trick or…「はい、菓子だ。」
…なんで持ってる。」

「当たり前だ。うん!!
持ってなかったら旦那、何するか
分からないからな!!」

「チッ。」

「舌打ちしたろ!!旦那、舌打ちしたろ!!うん!?」



半狼である蠍と見習い悪魔のデイダラが
何故一緒に居るか、



半狼の蠍はデイダラが好きだ
だがデイダラの方はその気持ちに
気付いていない…

蠍は自他共に認めるドSである
好きな相手はいじめたい

そりゃ、イジメられている方からすれば
これが愛故にしている行動とは
思わないだろう

今日はハロウィン
お菓子が無ければイタズラができる
蠍はデイダラにイタズラしたくて
家に強襲をかけた…





「それ、オイラの手作りだ。うん…。」

「マジで。ヤベッ嬉しすぎる。
今すぐ食べたい
デイダラを食べたい!!」

「オイラを食べたって
旨くないぞ!!うん!!」

「いやいや、絶対に旨いって!!
だって俺様が惚れた奴だぞ!!」

「なっ//////!!!!!!!!!!!!」



初めて知った
蠍の旦那がオイラを好き…

ヤバい、嬉しい…


「旦那、



お菓子くれなきゃイタズラするぞ
うん?」


「あ〜…
今、菓子ねぇわ。」

「じゃぁイタズラだな!!うん!!」





チュッ






「旦那、顔真っ赤だぞ。」

「うるせぇ…。」

「へへっ。」





そう言ってデイダラは空に飛んだ
見習い悪魔でも空くらいは飛べる

早く追いかけなければ追い付かないだろう



「見付けたら食ってやるよ。」





デイダラの手作りの菓子より
きっとデイダラ自身はもっと
美味いだろう

さぁて、どこらか食べようか…










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