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□また一緒に、
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10月9日

この日は、
紫原敦の誕生日である



陽泉高校バスケ部

「紫原、ほれ、
誕生日プレゼントだ。」

「わ〜。お菓子の詰め合わせ!!!
ありがとうまさちん。」

「監督と呼べと言っているだろう!!」


子供のようにはしゃぐアツシ
可愛いなぁ…
本当に妖精だよ


「部員からはコレあげるアル!!」

「ん〜…
なにコレ…。」

「キセキの世代の奴等に
協力して作った。」


何々…






紫原敦とキセキの世代
キセキのメモリアル





「題名は赤司だから文句言うなよ…。」


ペラペラ捲っていくと、
全ての写真に
キセキの世代とアツシが
一緒に写っていた


「うわっ、懐かしい〜。
赤ちん達にありがとうメール
送らなきゃな〜…。」


面白くない…
そこは、
紫原敦と氷室辰也の
ラブラブメモリアルを
作れよ!!!



「あっ、高校行ってからの
写真も貼ってある〜…。
どうしたのコレ?」

「良く聞いた!!
俺達が直々に他校に行って
写真を撮らせてもらったアル!!」

「一言コメント付きだ。」


「ふーん…。
ところでさ、
室ちんからはプレゼントないの〜?」

「ん、ちゃんと用意しているよ。
部活が終わった後に渡すよ。」

「今じゃダメなの〜?」

「お楽しみだよ。」


お楽しみがある方がいいだろ?












____________________

部活終了後…
帰宅中

アツシと二人きり


「室ちん、プレゼント頂戴〜。」

「そうだね。
アツシ、目を閉じてくれるかい?」


すっ
と目を閉じたアツシ








チュッ







唇に触れるだけのキス



「ッ!!!!!室ちん///////!!!!!!!!」

「誕生日、おめでとう。」

そして驚いているアツシの
左腕の薬指に
シンプルな指輪をはめる

「室ちん…
なにコレ…。」

「ん〜…
プロポーズかな?」


俺とアツシは
まだ付き合ってはいない

アツシが俺を思ってくれている
というは事は知っていた

俺もアツシが好き




「何で疑問系なわけ?」

「だって、返事聞いてないから。」

「ん〜。室ちんなら
いいかなぁ〜。
お菓子くれるし
一緒に居て楽しいし、

キスも甘かったから…。」


本当に可愛い
いとおしい人




「うん、ありがとう。
アツシ、誕生日おめでとう。
そして、

生まれてきてくれてありがとう。」

この日を二人でずっと
祝いたい
だから告白するのも
この日と決めていた…


「室ちん、また一緒に
祝ってね〜。」

「勿論、

来年も
再来年も

ずっとずっと先まで
一緒に居て
一緒に笑って
一緒に祝おう。」














___________________


劉達は二人きりにするため
先に帰ったと思わせて
後ろからずっと今までの
流れを見てたらいいなぁ。

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